明日の夜発表のCPIに注目！
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12日の日経平均株価は3日続伸し327円高の28542円で引け、8月26日以来半月ぶりの高値。
東証プライムの売買代金は2.1兆円と薄商い。
前週末の米市場では長期金利の上昇一服を受け、ハイテク株などに買いが入った。東京市場でも高PERのグロース株を中心に買われた。半導体関連銘柄のほか、9984ソフトバンクや9983ファストリも買われ指数を押し上げた。
国内では、政府が10月までをメドに新型コロナウイルスの水際対策で導入している1日あたりの入国者数の上限を撤廃する調整に入ったと伝わった。訪日客需要が回復するとの見方から、空運株や鉄道株、百貨店株などインバウンド（訪日外国人）関連銘柄への買いも目立った。
もっとも、米金融政策の先行きを見極めたいと、13日発表の8月の米CPIを控え様子見姿勢が強く積極的な買いは手控えられた。
市場では「テクニカル的にみると、突っ込みからのリバウンドを鮮明にしており、売りにくいものの、反対に買い材料もないため、気迷いから膠着状態となっている」との声が聞かれた。
7733オリンパスやテルモ、トレンドが上昇した。4755楽天や3382セブン&アイの上げも目立った。一方、7011三菱重や1963日揮HD、4042東ソーは売られた。
日経平均終値は抵抗線と見られた25日線28284円や、８月17日高値から９月７日安値の半値戻し２８２４５円を上回ったほか、陽線が３本連なる買いサイン「赤三兵」が出現した。一方、窓を３つ連ねて上昇し、目先天井を示唆する「三空踏み上げ」で、短期的な調整リスクがありそうだ。
マザーズ総合は３日続伸。前週末の米国市場でハイテク株比率の高いナスダック総合が上昇し、グロース株を支援した。
4194 ビジョナルや4259エクサウィザーズが大幅高。4565そーせいも買われた。一方、4563アンジェス、4599ステムリム、2160ジーエヌアイなどバイオ関連はは軟調だった。
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