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書籍という成果物

noteを一昨年から始めました。同じようなタイミングで、小説家の小野美由紀先生のオンラインライティングサロンに参加しました。サロンは、毎月の課題提出と、zoomを利用した懇親会がメイン。小野先生の言語化能力はお化けレベルで、どんなに行き詰っても、何かが違う原稿でも、良いところ・足りないところを熱量をもって教えてくださいます。繰り返し課題を提出すると、文章を書く筋力がしっかり備わる気がします。サロンがトレーニングなら、noteで思うまま書き連ねるのは準備運動か、クールダウンといったところでしょう。

今年、サロンのメンバーで同人誌を作りました。数枚の写真をみてイメージした作品を書こうというもので、1月2月ぐらいで他のメンバーや小野先生からフィードバックをもらい、原稿をブラッシュアップしました。表紙のデザインや、印刷業者との交渉、会計などを中心になって汗をかいてくれたメンバーに支えられて本が刷り上がり、8月に手元に届きました。じんわりと感動。3冊送ってもらい、1冊は友人に送りました。あと1冊、どなたかにお譲りできるかも。

本来なら、5月に開催される予定だった文学フリマで同人誌を販売することになっていました。ワタシも、久しぶりに上京したいなあと思ったし、何よりサロンのメンバーや小野先生にお会いしてみたかった。ついでに会いたいお友達のところに足を伸ばそうかなと妄想していました。

コロナめ。

同人誌の原稿が完成してからは、仕事で新しい案件が舞い込み、特に夏以降はキャパを超えていました。なので、サロンの課題を全く提出できず。書きっぱなしにしてリライトしていない過去の課題もたくさん。来年は、じっくりと文章に向き合う時間を確保したいですね。

そんなバタバタした時期に引き受けた仕事がこれ。

薬剤師向け、副作用モニタリングの記事です。仲間と3人で作成した記事ですが、初めて専門誌に載せていただきました。7月にNPOの総会があり、その場で「テーマは検査値」と言われたのですが、どの薬でどの検査値について書くのか、ギリギリまで悩みました。9月に原稿締め切り、11月に無事発行されました。

それから、サムネイル画像に写っているこれ。

著者、総勢26人の末席に加えていただきました。この本のコンセプトは「紙上論文抄読会」。薬剤師なら知っておきたいランドマーク論文に対して、3~4人ずつ意見を述べる形式の書籍です。8割方、顔と名前が一致する薬剤師さんが著者だったことを思うと、リアルワールドで集まってもこんな感じの意見交換になったのかなあと、いった内容です。少なくとも、薬剤師には自信をもって勧めたい書籍です。

次はこれ。

ちょっとしたご縁で頂いた仕事です。「くすりのはなし」という短いエッセイを書かせていただきました。編集の方にすごく喜んでいただいたので、またちょこちょこと書かせていただく予定です。

語彙力不足な感想ですが、紙で刷り上がったものを手にするのは、webにアップされた自分の文章を読むのとは全く違う感動がありました。共著だけど、4冊も参加できました。そういう意味では、印象深い2020年でした。

最後にこちらも。

webの連載、2年目の2020年は毎月更新できませんでした。ワタシは遅筆で、まあ締め切りから逆算して始めるのが遅いからだといえば反論できないのですが、時間がかかってもちゃんと書きたいんですよね。下調べ、論文検索の時間も足りない、というよりまだまだ下手なんでしょうけど。こちらも、数をこなしてトレーニングするしかなさそうです。

#創作にドラマあり

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