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目指せ!新規就農57|記憶ではなく、記録にたよる

新規就農を目指して、4月から研修をスタートさせるハタセンです。マーケティングや農業経営について学んだことを、日々1500〜2000文字で書いています。いつもご愛読ありがとうございます。

今日は、農業経営コンサルタントの高津佐さんのvoicyを聞いて、あらためて「記録をつけることの価値」ということについて考えたことをシェアしますね。

あなたは、記録、つけていますか?

記憶ではなく、記録にたよる

農家にとっての日記って、ただの日記じゃないんです。
記録をとるということは、未来への地図とも言える貴重な宝物に値します。
そう、私たちが毎日何気なく過ごしているその一日一日が、実は大きな価値を持っているんですね。
特に農業を営む上で、この「日記」は、ただの記録以上のものになり得るのです。

高津佐さんvoicyでは、農作業記録の価値がとんでもないものだ!ということが語られていました。

親元で就農した農家のAさんが、お父さんの毎日の作業内容を細かくノートに記録していたエピソードが紹介されていました。
そのノートには、その日に行った作業、出荷量、販売価格などが、できるだけ詳細に記録されていたそうです。
ある時、お父さんが去年の作業について話していたことが、2年前のことだと気がついたAさん。人の記憶がいかにあいまいであるかということに、改めて気付かされたとか。
もし、記録がなければ、勘違いした情報で、今年の農作業を始めてしまうところでした。記憶に頼るのではなく、記録にたよる。これが、成功への大きなカギになるんですね。

これは、私たちが農業経営やマーケティングの決定をする上で、どれだけ記録が重要かを物語っています。
かんちがいをさけ、的確な戦略を立てるためにも、記録に頼るべきです。

失敗を繰り返さないために

さらに、この記録をつけることで見えてくるのは、作業の遅れや段取りの遅れです。
そして、それに気づくことで、作業をタイミングよく進めることができるようになるわけです。(これって、農業だけでなく、どんな仕事にも言えることですよね。)

そして、毎年同じ失敗を繰り返さないためには、記録を見返して、去年の失敗から学ぶことが重要です。記録をしていなければ、去年何がうまくいかなかったのか、どう改善すればいいのか、その手がかりを失ってしまいます。例えば、去年の乾燥期に水やりが足りなかったことが収穫量に影響したとすれば、その記録を見返すことで、今年は改善策を講じることが可能です。

記録を見返すことで、去年はどうだったか、一昨年はどうだったかを振り返り、今年はどうするべきかを決めることができるんです。
これは、自分自身の成長にもつながりますし、農業の生産技術の向上にもつながるわけです。

農作業日記をつけることは、自分が農業にどれだけ真剣に取り組んでいるかのバロメーターにもなります。ノートに書くもよし、アプリを使うもよし、自分に合った方法で記録を取り続けること。
それが、毎年毎年、より良い農業を実現するための秘訣なんですね。

さらに、この学びは農業に限らず、趣味や他のビジネス活動にも応用できる普遍的な価値があります。
記録を通じて、毎年の活動を振り返り、改善することは、どんな分野でも成功への近道です。

まとめ|農業を本気でやる

最後に、農作業日記は、自分だけのものではありません。将来、農業を継ぐ子どもや後進にとって、貴重なデータベースとなり得ます。その日々の記録が、次世代の農業に大きな力を与えることでしょう。

高津佐さんは、教えてくれました。
農業を本気でやる人は、記録の重要性を理解し、それを習慣化できる人だと。

私も、4月から始まる研修期間中からしっかりと記録をとるつもりです。

あなたも、自分のお仕事や趣味などの活動の記録を始めてみてはいかがでしょうか?
それがきっと成功への大きなカギになると思いますよ!

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

では、また明日。

「目指せ!新規就農」シリーズは、おかげさまで順調に回を重ね、今回で57記事目となりました。
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