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考えたこのメモ

「プロダクトを創るにあたって、アンケートなどの市場調査はしない。なぜなら、ユーザ自身が、”自分が、本当に何を欲しているかを分かっていない”から」という、Appleメンバの記事を、どこかで見た。

客観的なデータは記事には掲載されていなかったが、なぜか納得できた。

パレートの法則よろしく、2:8、もしくは、2:6:2の比率が、ことあるごとに話題や論理展開に利用されているけれど、流行りやムーブメントについても適用できると経験則から感じている。2が創ったモノを、8が使うという構図だ。2は考えて創る、8は考えず使う。

そして、市場とは、8もしくは6の人が作り上げてるものと考えるのならば、「思考が苦手な人たち」をターゲットとして、創り手が考えるということも、無視できない点のような気がする。

思考を、「課題解決型の思考」と、「未来志向型の思考」に大別して、ビジネスへの影響を考えてみると、前者はソリューションであって具体的にイメージしやすく、そして、利益の削り合いとなるビジネスモデルが想像できる。

後者は、直近の投資をやりくりできれば、大衆が理解して馴染む頃にはパイオニアとして先行者利益を獲得できると思う。デファクトを取るにはうってつけの戦略ではないだろうか。そしてなにより、ビジネス的な価値よりも、人類を進化させた、という大きな価値を見出すことができると考える。

Appleのように、ブレークスルーを起こすことができる人たちは、哲学や美学が明確で、アート思考もできていて、自分たちを含めた人間の進む先を本気で考えているんだろう。

情報過多と言われて久しい現代において、日々、情報は膨大になっていて、情報に翻弄されてまくっていて、そろそろ、人は人として回帰する動きが出てくると考えている。

アナログとデジタルの融合。物事を知って、思考について学んで、人がそれぞれのライフスタイルを決めることに、価値が高まるはずだ。