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【お仕事経験①】警備員の話。

50社以上の職場で働いたことのある男・・どうもHATです。

今まで働いた仕事はこちら↓

これをただ仕事を転々としていると捉えるか、幅広い経験をしていると捉えるか。

実際に働いてみて、その仕事を経験して良かったと感じたことについてお話していきます。

今回のお仕事は…警備員のお仕事について、です。


警備員・・さらに具体的に言うと”交通誘導”のお仕事をしました。


交通誘導をされている方のことを、どう思いますか?

また町で交通誘導をしている警備員さんを見かけた時に、なんて感じますか?

尊敬のまなざしで見ますか?それとも「うわ、邪魔だなぁ」と思いますか?


僕は後者でした。自分が働くまでは。

警備員①面接

シフトの融通が利くことと、やったことないことをやってみたかったので、好奇心で交通誘導の警備員のアルバイトに応募しました。


会社によって厳しさとか空気感とか、雰囲気は違うと思いますが、僕は自分が入社した警備会社の社風は好きです。

面接までのエピソードですが、マイナビバイトでネットから申し込みをして、先方から電話がかかってきました。不在着信になったので、折り返して電話しました。

最初に勤務体系などいろいろな気になる所を質問しました。その時、次の仕事に行く出勤中に電話をしていて、時間がなかったので「これから仕事なので、またかけます」と伝えて電話を切りました。

その後、再度面接を申し込むために電話・・すると「もしかして(hat)さん?」と担当の方は、声で前に電話した僕のことに気づいてくれました。覚えていてくれていたんです。これは本当に嬉しかったですね。

後で覚えてくれてたんですねって話をしたら、

電話の声の感じが悪い人は会う前に採用を断っていたそうです。僕は感じが良かったみたいです。

面接はスムーズに終了し、即採用していただきました。基本的には落とされることはほぼないと思います。

警備員②実際の業務

交通誘導とは、どのような仕事なのか?

主な仕事は、工事をする際に道路の片側を封鎖するので、片側通行の誘導を行うことです。

業界用語で「カタコウ」って呼んでます。

また信号機を止める作業の場合、その信号機の代わりもします。

要するに車を止めたり、流したりすることがメインのお仕事です。

赤い旗と白い旗を持ちます。

赤い旗で車を止めて、白い旗で車を流します。

また、白い旗を上下にゆっくりと振って、スピードをゆるめてねってお願いもします。

車の流れがひと段落すると、インカム(トランシーバー)で反対側の警備員にラストの車が通ることを伝えます。

自分「最終、88(車のナンバープレートの下2桁)、白の乗用(乗用車の意味で車のおおまかな車種)」

相手「了解、確認後こちらも流します」

自分「了解、どうぞ」

で、今度は反対車線の車が走行していきます。

これが一連の作業ですね。

また作業を始める前にカラーコーンと呼ばれる赤いとんがりコーンみたいなやつや工事中の看板の設置を行います。


車を運転している時に、この片側通行を見つけると嫌ですよね~。出勤中で急いでいる時なんて最悪です汗

でもこの交通誘導をしてくれる人がいないとどうなるか?

片側通行で進んでいいのかどうなのか?進んでみると正面から対向車が来てしまうとか?

信号が止まっていたら、前に進んでいいのか止まらないといけないのか?


この交通誘導の警備員さんがいないと安心して工事が行えません。

警備員③やってみて気づいたこと

まず一番大きな気づき…

車止めるの、マジで怖ぇええ

です。

交通誘導やってるの見てると、簡単そうに見えますよね。でも、見るのとやるの・・全然違いました。

大きなトラックを止めることもありますし。


赤い旗を真上に上げます。これは信号機でいう"黄色信号"のような感じです。止まってくださーーい的な。

赤い旗を頭と胸の間くらいの高さに下したときに、完全に"赤信号"の意味になります。この時、車が止まってくれたら、「止まってくれて、ありがとうございます」という想いで頭を下げます。

この時、言うこと聞いてくれる方ばかりではありません。

赤旗を無視して強引に車を走らせる方もいます。これは特にお年寄りの方に多いです。

無理矢理走るとどうなるか・・

工事で視界が制限されるので、横断歩行者に気づかなかったり、片側通行だと対向車と正面衝突しそうになったり・・

危険なことが待ち受けています。

運転するドライバーさんからするとこの先の道路がどうなっているのか、なんで待たされているのかわからないというストレスでイライラされることも多いです。

警備員さんがモタモタしているだけと思い、無視して突っ込むなど。

ほんと人間て、自分勝手ですよね(-_-;)

でも、僕も同じようにイライラしていました。


実際に警備員の仕事をしてみて・・感謝の気持ちが芽生えましたね。


「邪魔だ」なんて思わなくなりました。
↑これが僕にとって警備員の仕事をした上での最大の収穫ですね。

警備員④まさに命がけ

ヘルメットを被って作業を行います。

先輩のヘルメットを見ると名前と血液型が書いてあるのが見えました。

最初・・「ここの会社、血液型占いとかで意識してるんかな笑」みたいな感じで思っていました。でも実は・・

事故を起こして出血多量になった時、輸血をスムーズに行うためでした。

本当の理由を知って、一気にシリアスな気持ちに(;'∀')


やってみて気づいたことでも話ましたが、赤い旗を上げても止まってくれない車は本当にあります。

さらに携帯を見ていて気付いていない、夜勤だと居眠り運転しているケースも。

実際に突っ込んで来られることは、あるみたいです。

本当に命がけでやってくれています!!

警備員⑤働くメリット

これはあくまでも僕の個人的に掲げるメリットですが…

現場によっては、早く帰れる!

です。

しかも日当なので、何時に上がろうが日当分はお給料をもらえます。残業した場合も、ちゃんと残業代として付きます。

業務は9時から17時だった、とします。本来17時が定時なのですが、午前中で工事が終わって作業終了、なんて展開もあります。

なんなら早く帰れる現場、めちゃめちゃ多いです。

何を隠そう、僕は一回も定時まで作業したことありません笑

全部、早く終わる現場に当たりました!!めちゃめちゃついてます(^^♪

あと休憩時間が多いです。

シンプルな片側通行は、2人で両側に立って交通誘導します。3人で現場に行き、15分おきくらいに順番に交代で休憩します。2人が現場に立って、1人が休憩する。という感じです。

警備員⑥働くデメリット

警備員のお仕事で嫌なのは、現場までの移動時間が長いことです。もちろん担当する現場にもよるのですが、工事現場までの距離が遠いと出勤時間も早くなります。

9時に作業開始にも関わらず、事務所に6時集合なんてのはよくある話です。

しかもめっちゃ早く現場に行くので、現場に着いても待機する時間が長い時もあります。そういう時は、もっと遅く出勤しても良かったんじゃないの?って思います。

また早く終わるケースは多いものの、何時に終わるのかは決まっていないので、仕事後の予定が立てにくいです。早く終わるかも知れないし、残業になるかも知れません。基本的に作業が終わるまでは帰れません。

あと給料もめちゃめちゃ高くはないです。

僕が働いていた会社は、日当の基本は8000円でした。3カ月以上勤務すると9000円に。夜勤はその1.5倍です。8000円が夜勤であれば、12000円に日当が上がります。

これは警備会社の中では高いほうです。

しかし日当がもっと安い警備会社もあります。

あとトイレに自由に行くことが、基本的にできません。

現場に仮設トイレを設置してくれている場合もありますが、山奥などではトイレがなく基本・・我慢です。もちろんどうしてもって時は車で近くのコンビニまで行かせてもらえます。

でも新人などはなかなか気を遣って行けなかいことも(;^_^A

デメリットに感じたのはこんなところです。

まとめ

いかがでしょうか。警備員というお仕事に対する考え方が少しでも変わりましたでしょうか。

僕は自分で働いてみて、本当に考え方が変わりました。

そして実際の業務はやってみて、意外にも楽しかったです。慣れるまでは簡単ではないですし、責任も重大ですが・・車を止めれるのは気持ちの良いものでもあります。

交差点での交通誘導で、それぞれの道路に警備員が立ちます。その真ん中で全体の指示を出すベテランの警備員さん・・めちゃカッコよかったですね。

警備員の仕事の話はこの辺で。

また別のお仕事の話もしたいと思います。


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ではではーーーーー

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