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乗ってないやん!事件

いつもお世話になってるががさんの記事を読ませてもらってると、子育って時にはユーモアを交えながら、面白おかしいこといっぱいありますよね。

面白おかしいことで、ふと思い出したのが「お兄ちゃん乗ってない!」事件です。


数年前のこと、隣町の高校に通ってた長男は電車通学をしていたんです。

我が家と駅までの距離が結構あったので、通常であれば自転車で駅まで行き電車で隣町まで移動し、そこから自転車もしくはバスで学校まで行くという行程だったんですが、まあ本人が希望して進学した学校だったんで、通学時間がかかることに関しては納得してた。

ただ、雨が降っただとか、やむを得ない場合には駅まで車で送迎するだとか、時には学校まで迎えにいったりだとか、できる範囲で協力はしてたんです。

ところが、ある日の車で駅へ送迎する際、「お兄ちゃん乗ってない!」事件を発生させてしまいました。

朝はなにかと忙しい、その日は仕事も行かなきゃならないし、駅まで送らないといけないし、バタバタもあったりして僕自身がちょっと不機嫌やったんです。

先に車に乗って長男を待つ、(早くしろよ〜)なんて思いながら、長男が後部座席に乗り込むのを車内の後方ミラーで確認し車を発進させました。

自転車なら20分近くかかるところ車でなら駅まで10分程度、いつも駅のロータリーで長男は降りて構内へ向かう。

その日も車を走らせロータリーに到着、「いってらっしゃい」と後部座席を振り返った瞬間、長男がいない!通学バックだけが座席の上に置いてある。

「なんで?どういうこと?」

状況整理がつかないまま、とりあえず自宅へと戻ろうと考え、車を走らせると、奥さんが長男を乗せた車とすれ違い、なんとか長男と通学バック一緒に送り届けることができたという事件です。

そもそも、なんでこんな事件が起きてしまったのか時間を巻き戻してみると、自宅出発前の車に乗り込む時、僕自身はミラーで長男が座席に座るのを確認したはず。

ところが、長男は忘れ物があったと僕に告げ車を離れますが、僕の耳にその声が届いてなかった。

考え事してたんやろか?もう長男は乗ってるという認識で出発してしまったんです。

しかも10分ほどの道中、後部座席を気にすることもなく、機嫌よくない今日は話すこともないなぁなんて思いながら、いざ駅に着けば長男がいねぇ、そりゃそうだ。

その日の終わりに、「ありえへんやろ!」って奥さんと長男に責められましたけど、「しゃあないやろ、ごめん」って言うので精一杯でした。

この話は今だに家族の話題として出てくるエピソード、その度に「ありえへんな」と言われ続けてるのです。


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