マガジンのカバー画像

箱詰め三十一音

31
短歌置き場です。ピクシブに置いていたもの、グーブログに置いていたもの、つぶやきで単発で放流したものなどありますが、短歌を置いてます。
運営しているクリエイター

2024年6月の記事一覧

【短歌】 ㅤ 落とされる穢れの量は無限大踊れ茅の輪と物欲の雨

【短歌】 ㅤ 邪な心までもが祓われたら私はきっと消えて無くなる

冬の親子の休日など

あかぎれにワセリン塗って包み込む年追う毎に大きくなる手 流れ来るタイムラインに乱される同時多発にいられぬリアル 尊いと言うしか無くて語彙力があってもなくても萌えは尊い 届けこの声この祈り果てまで乗せて飛ばすは鎮火の願い 朝なのに日暮れのような鼠色せめてと青い傘さして出る スーパーの音が溢れる片隅で乱れ打つバチ軽快に舞う ドンカツと吹上がるよう連打する習練を積む幼い熱意 付き合いで待つことに慣れ短歌などひねり出してる午後のゲーセン 満ちていくおなかと心ぬくぬくと

冬の日常とりどり

五時前の起きぬ世界の只中で時告げ鶏な酉年の朝 来年はまた題詠を走ります百の閃き電脳を往く 最初など誤魔化せるのさ玉子焼き食えば極楽知らぬが仏 声高に師走師走と泣く巷殺してしまえ殺してしまえ 山積みの仕事と家事と遊興を各個撃破と洒落こみますか! 気まぐれに浮上をしては折々の暮らし垣間見また潜り行く 青に透け緑に透ける瓶たちが冬の六時の窓に並んで 夜明けの青を留める清らかな太陽の力を写せ青瓶 背を温め落ちるまどろみ緩やかな抱かれるような冬の午睡に 午睡する場所は

リタイア分 題詠blog2011、2013、2015

リタイアした年のものをまとめました。 題詠blog2011参加表明だけして、1首も詠まずに終わりました。 飛蚊症になってしまって、文字を読むのも書くのも心が折れてしまったのでした。 題詠blog2013この年もリタイヤしてます。 001:新(蓮野 唯) 新しい頁を埋めよう手のひらで温め続けるこのときめきで 002:甘(蓮野 唯) 君だけを好きだと告げて反らす目を追った瞳に甘さが宿る 003:各(蓮野 唯) 各地へと届け心の欠片達続く絆を寿げ年賀 004:やがて(蓮

題詠blog2014

この年の分は、私と友人との大切な設定で書いていた小説の主役である夫婦をを下地にした百首です。 人外の夫(ハシビロコウ)と人間の妻という組み合わせです。 料金設定は「私が、私のファンとして出す料金」として設定してます。 私、自分の書く文章大好きなんでw 文章についてのナルシストですねw めっちゃ自分の書いたもの見よ返すタイプの人間ですw

¥2,000

死ぬ時に何も持って行けぬなら余さず出して刻み付けよう

題詠blog2012

参加表明の日記はこんなものでした題詠012を走るにあたって 2012年02月08日 | 題詠blog2012  はい、こんにちは。  また題詠を走ることにしたわけですが、私去年と随分様子が違っております。  もともとヲタクという人種だったのですが、去年の終わりごろに完全にその世界へ入り直しました。なので、今年詠む歌は、大好きなアニメを元にしたネタ歌ということになると思います。  私が属しているのが、まあ、簡単にいうとホモ系の二次創作です。昔でいうとやおい、今だとボー

題詠blog2010

001:春(蓮野 唯) 「貴方だけ」言葉の楔打ち込んで甘く縛ろう彼の青春 002:暇(蓮野 唯) よかよかと余暇を楽しむのたのたとコタツでみかんコタツで短歌 003:公園(蓮野 唯) 小さい手つないで走った公園で寄り添い続け暮れる晩年 004:疑(蓮野 唯) 擬態って書いたつもりが字が違い漢字自慢を疑われた日 005:乗(蓮野 唯) 会いたいと気持ちが風に乗って飛ぶ車窓彩る野辺の黄と白 006:サイン(蓮野 唯) サインして見上げた先にある笑みを死ぬまでずっと見よう

ㅤ 穿つように打ち付け地を刺す雨音のその連撃にただ恐怖する ㅤ

題詠blog2009

001:笑 笑いこそ妙薬中の妙薬だ耐えて笑えば好日となる 002:一日 微笑んで過ごす一日有り難い昼寝している二歳児の横 003:助 一日を助け合いつつ築いてく夫婦で在って親子で在って 004:ひだまり 助け船出すのをじっと我慢して見守っているひだまりの外 005:調 格調も品位もなくてひだまりが等しく照らすリサイクルの場 006:水玉 水玉はお調子者の印しですあっちにコロコロこっちにコロコロ 007:ランチ 黄緑の水玉模様お出迎えランチ彩るテーブルクロス 00

題詠blog2008

参加初年度2007年はこちら 001:おはよう 「おはよう」が喉から出ない初恋が長身の背を見送っていく 002:次 「次の恋、あるのかしら?」と嘆きつつ視線気にしてすまし顔する 003:理由 好きという気持ちに理由なんてない だって女は「好きだから、好き」 004:塩 ひとふりの塩落ちる間にお玉振り唱える呪文「美味しくなあれ」 005:放 焼き捨てた恋文の灰冬空へ放てば雪と混ざり舞い散る 006:ドラマ 落雷に撃たれた様に始まったドラマチックな恋の幕開け 007:壁 書けな

題詠blog2007

001:始(蓮野 唯) 誰にでもあった始めの第一歩新鮮な風胸の高まり 002:晴(蓮野 唯) 初詣親子でくぐる氏神の鳥居見上げて快晴の空 003:屋根(蓮野 唯) 鯉のぼり鱗きらきらさせながら屋根より高く泳ぎ昇れよ 004:限(蓮野 唯) 先越され未開封のまま捨てる賞味期限の切れた告白 005:しあわせ(蓮野 唯) しあわせは日々の暮らしのイースト菌焼きたての香り届けます 006:使(蓮野 唯) 再投稿 轟々と天地に響く春雷はもえる命の春の使者 007:スプーン(

¥150

雛型を作って同じ売り方でそれは私のやり方じゃない ㅤ 売りたいのは学びじゃなくてアイテムだその売り方を学びたいんだ ㅤ ㅤ