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サッカー

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2019年3月の記事一覧

森保ジャパンの試合を見ていて思ったこと

親善試合コロンビア戦を見ていて1つ思ったことがある。 ハリルホジッチも森保一もそうだが、対戦相手のスカウティングに力を入れるタイプの監督は、本気で対策するものではない(そもそも相手も色々試行錯誤してくる)親善試合が苦手なのではというものだ。 詳しく書く前に、昔懐かしい話へ飛ぶ。 かつて親善試合で圧倒的な輝きを放ち、大一番で苦しんだザックジャパンを思い出してほしい。あのチームは、自分たちの戦い方を構築することに力を入れていた。監督のザッケローニがそのつもりだったのかはさて

サッカー日本代表の試合で、選手を評価する際に意識しておきたいこと

3月22日と3月26日に行われる国際親善試合に向けた日本代表メンバーが発表された。 海外でプレーする超有名選手から、国内(Jリーグ)で活躍している期待の若手まで様々。「?」のつく選手も2人いるが、概ね非常に楽しみなメンバーとなっている。 ところで、日本代表の試合を観た時に、「〜は良い選手」「〜はダメな選手」と言いたくなる人は多いだろう。今回はその際に気をつけてほしいことを1つ、1人のサッカーファンの目線から書いておく。それは、 選手を安易に「型」でくくらないということだ。

理論と戦術が全てだと思ったら大間違いなのは当たり前だのクラッキ。

いきなりステーキだが、「サッカーは理論や戦術が全てではない」と思っている。冗談はよしこちゃんと思った人もいるかもいるかもしれないが、まあそう言わず先を読んでっちょ! もちろん理論や戦術がベースになければ精神論主体で戦うことになり、それは昨年の柏レイソルのような結果をもたらす。だが、理論や戦術だけではいけないのだ。 理論と戦術が全てではないことを体現した伊野波のゴール具体例としてわかりやすいのは、アジアカップ2011カタール戦の伊野波の決勝ゴール。 https://m.you

Jリーグファンに求められる「民度の高さ」

第1章 三浦大知のファンについて以前ツイッターで「三浦大知のファンはみな優しい」というツイートが広まっていた。あれをきっかけに、三浦大知のイメージが良くなった人は多いと思う。 そう、ファンのイメージは大切なのだ。ヤバいコンテンツにはヤバいファンが集まるし、優しくて気品溢れるコンテンツにはそういうファンが集まる。それは大体正しいし、筋が通っている。 人は似たような物や人に惹かれるので。 第2章 僕に過去に絡んできた様々なJリーグファンについてJリーグのチームに関して何か批判的

首を振ることの重要性

サッカーにおいて、「首を振ること」は本当に重要である。(縦に振るんじゃないよ。横に降るの。つまり、周りを見るってこと。これも別に、イヤイヤの意味じゃないからね。) イニエスタやピルロなどの頭が良い、視野が広い選手は、頻繁に首を振る。嘘だと思ったらイニエスタに注目してヴィッセル神戸の試合を観てみてほしい。寝違えるんじゃないかってくらい頻繁に首を振るので。 そもそも、サッカーというスポーツは20人(近年はゴールキーパー含む22人)があちらこちらを始終動き回るのだから、周りを見

近年の日本の若いサッカー選手が優秀な理由

昔から、日本のアンダー世代はアジアでは勝てていたが、近年はヨーロッパや南米を含めた国際大会でも好成績を残すことが多い。 これはなぜか。理由は大きく分けて2つあると思われる。 1つ目の理由「世界を知る世代が指導者になり始めたから」 これまでの日本サッカーは、世界相手に勝てなかった、そのくせに指導者は、自分たちの知識をアップデートしようともしない世代()がメインだった。もちろん例外もいるし、例外がいるから日本サッカーは少しずつ強くなっているのだが、あくまで少数派。 しかし5年