Jリーグファンに求められる「民度の高さ」

第1章 三浦大知のファンについて

以前ツイッターで「三浦大知のファンはみな優しい」というツイートが広まっていた。あれをきっかけに、三浦大知のイメージが良くなった人は多いと思う。
そう、ファンのイメージは大切なのだ。ヤバいコンテンツにはヤバいファンが集まるし、優しくて気品溢れるコンテンツにはそういうファンが集まる。それは大体正しいし、筋が通っている。
人は似たような物や人に惹かれるので。

第2章 僕に過去に絡んできた様々なJリーグファンについて

Jリーグのチームに関して何か批判的なことを書くと、そのチームのファンから何かしらの反応が得られる。
僕の批判内容に間違いがあった、あるいは間違いはなかったが一部の人をイラッとさせるような内容だった、と言った際に、反応が3つに分かれる。
1、「その発想はなかった、一理ある」と超好意的に受け止めてくれる、器のデカいファン
2、「いいえ、〜なので…だと思います」と論理的に間違いを指摘してくれる冷静なファン
3、「うるせえよ」「関係ないやつは黙ってろ!」「草」「🤔🤔🤔(←これ本当に殺意わくからやめてほしい)」と言った風に喧嘩を売る、煽る攻撃的なファン

なんとなくお分かりかと思うが、問題なのは3だ。1と2は何も問題ない。素晴らしいと思いますハイ。
3は本当にムカつく。幼い表現になるが、もっとも妥当な表現は「ムカつく」なのだ。

僕が3700人以上のフォロワーを抱えて偉そうにあーだこーだ言っているくせに、時々間違ったことを書くから→喧嘩を売っている   のなら、まだいい。(関わりたくないからブロックするけど。)

問題は、彼らがおそらく、ライト層・ミーハーが似たような間違いを犯した際にも同じように噛み付く可能性が高いということ。
だってそれが人間性だもの。気に食わなければ噛み付く。そういう人間性だもの。
これは最of悪だ。

第3章 ライト層への対応

ライト層が正しい知識を持っていないのは当然だ。初めから正しい知識だけ持って完璧な理論を展開している人間などいないだろう。第一、正しい知識を持っていないから「ライト層」なのだ。
ある程度詳しい側は、彼らに知識を教えてあげなければいけない。紳士的に。野蛮な教え方じゃダメよ。それは上司によるパワハラも同然。誰も感謝なんかしないし、恨まれるだけ。あくまで、紳士的に。  それで何かワーワー文句を言われたら無視すればいい。そんな人間にあれこれ教えてあげる価値はない。時間の無駄アルヨ。

もちろん、選手を貶されたり、悪質な罵詈雑言(○○弱すぎワロタ 降格しろ!とか)を吐かれたりしたらイラっとするだろう。だがそういう場合も紳士的に対応したほうがいい。なぜなら、そういう輩を相手にした貴方のリプも、大衆の目に触れるからだ。
「選手をけなしたコイツもクズだけど、それにマジギレしてる○○サポのコイツもヤバイな。品性のかけらもない。ガラ悪すぎ。このチームのファンってなんかヤバそう」
そう思われないといい切れるだろうか。

言っておくが、ライト層というのはJリーグに本当に薄い石鹸のような感心しか持っていない。ゆえに彼らは、ヤバいファンはほんの一部に過ぎないのか、それともヤバイ奴だらけなのかがわからない。
なので、SNSで暴走しているファンを見ると、一気にそのチーム全体へのマイナスイメージに繋がる恐れがある。関心が薄い石鹸のようにすり減っていくのである。(B’z)

だからこそ、チームに詳しい側は、紳士的に対応しなければならないと思う。

第4章 Jリーグファンの行為の影響力

良い行為よりも悪い行為の方が目立つのが人間社会だ。それは誰でもわかるだろう。普段客を全力でもてなしている店が、たった一度やる気のないバイトのせいで酷いサービスを提供すれば、その店への印象は一気に悪化し、口コミサイトは酷評で溢れかえる。
同じように、99人のファンが品位ある善行をしていても、1人が品のない悪行をすれば、そのチームのイメージが悪くなる。

チームのイメージが悪くなれば、
・ファンが増えない(え〜あんなチーム応援してるの?と言われたくないので)
・スポンサーがつかない(イメージアップどころかイメージ低下に繋がるので)
・他チームのファンから憎まれ、他チームの地元で悪口を言いふらされる

いつのまにか収益が悪化する

なんてことになるかもしれない。

「別にファンが増えてほしいとか思わない!俺とチームさえあれば良い!」とほざく捻くれ者もいるだろう。だが、愛するチームが日本中から嫌われてほしいと思う人間は流石にいないはずだ。ならば、その1人にならないようにしよう。
周りもやっているから〜理論は通用しない。チームに迷惑をかけるようなファンは1人でも少ない方が良いからだ。

(未だに、喧嘩っ早い俺らカッコいい と思っている若造がちらほら見受けられるが、果たして自分たちの愛するチームは「喧嘩っ早いサポーターがいるチーム」として有名になりたいだろうか? ヒール役に徹したいだろうか? よく考えてみなさーい! もしかしたら、君らの暴走を迷惑に思ってるかもよ? 知らんけど。)

第5章 SNSでの行為について

世は「大SNS時代」。ツイッターで、チームを特定できるプロフィールを設定した上で品性下劣な行為をしている人間は、愛するクラブに多大なご迷惑をおかけすることになってしまうだろう。「なんかうちのチーム、サッカーに興味ない人からもめっちゃ嫌われてるやん!なんで!? あっ!アイツがツイッターで喧嘩売りまくってたからや!」なーんて言われても知らないぜ。ファンはチームの看板を背負っていることを忘れずに。
(じゃあチームに迷惑をかけないよう裏垢で攻撃したろ!と思った奴、発想は悪くないがそれはそれでクズだぜ)
それから、「SNSで暴れるくらいいいだろ」というのはアホのいうこと。10年前を生きてるんですか?ってレベル。言わせてもらうが、スタジアムで声を張り上げてチームを応援する行為よりも、SNSで気にくわない人間に罵詈雑言を浴びせる行為の方が、よっぽど目立つし影響力がある。
【理由】
1.サポーターという巨大な生き物の中の1人か、SNSでの孤立した1人かの違いは大きい。スタジアムで何か問題行動を起こしても、基本的には周りに隠れて目立たない。チーム間での問題になるだけで、一般層への影響はない。だがSNSでは誰も隠してくれないし、一般層へも広まってしまう。
2.スタジアムで全力で応援していても他サポは興味ゼロだが、SNSで罵詈雑言を飛ばす奴には敏感に反応する。
SNSでの行為の方が、影響力は大きい。

当たり前のことだが、チームのファンになる試験など無い。「お前は人間性に問題があるからうちのファン不合格!二度と関わるな!」なんて、言えない。
だからこそ、ファンの中で自浄していくしかないのだと思う。問題のあるファンが自主的に成長すれば苦労はないが、それはあまり期待できない。攻撃的な性格は生来のものだからである。
それよりも、ふざけた人間がいたら、周りが咎める。被害にあった人に、代わりに謝る。そういった後始末をファン全体でしていくことが大切なのではないだろうか、そうすればチームのイメージ悪化は最小限で済む。

第6章 追記 〜ファンの民度の地域間格差について〜

Jリーグって、ファンが1と2ばかりのチームと、3がやたら多いチームとに綺麗に分かれるんですよね。具体的なチーム名をあげるのはやめておくけど、本当にクラブ間の格差が大きい。
ところで、この差って何ですか?
地域の民度? 教育レベル? ゆがんだ地元愛? 都会か田舎か? それとも、サポーター伝統の性格?
答えは出ていない。とにかく、3が多いチームは応援する気になどなれないし、それは僕に限った話ではないと思う。喧嘩っ早いサポーターが多いチームが好き! なんて人、4〜50年前ならともかく、今の時代には少ない。
彼らがSNSでやってることはパワハラに近い。時代遅れそのもの。気づかないうちにどんどんチームのアンチを増やしている。

まあ、今更気づいても後の祭りとでも言おうか。一度失ったイメージは簡単には戻ってこない。和民を見ればわかるでしょう。あれだけ労働環境を改善したのに、未だにブラック企業のレッテルは剥がれていない。

なぜ、簡単にはイメージを変えられないか、わかりますか?

近年レベルが上がっているJリーグが未だにバカにされたり、守備力を高めた槙野が未だに「守備力が低い。攻撃力だけ」と言われているのを見て個人的にたどり着いた答えは、世の中には、信じられないほど情報をアップデートしない人が多いから。
興味のないコンテンツに対してはなおさら。一度手にしたイメージを変えようとしないし、変える気もない。だから、予防的な対策をしていくことが大切なのだ。

Jリーグのチームは、これから悪質なサポーターを徹底的に減らしていくことに力を入れていくしかないと思う。上述した理由に加えて、そもそも、民度が低いことはまぎれもない「恥」だから。
アジアカップで他国のサポーターの行為を低民度だとバカにしている人が大勢いらっしゃったけど、あなたの周りにも結構いるんですよ。今度探してみてください。

こう言った行為は、チームはおろか、地域全体のイメージ低下にも繋がる。なにせJリーグって地域密着型だから。
せいぜい、袒裼裸裎しないようにしましょうね。ふふっ。

お金に余裕のある方はもし良かったら。本の購入に充てます。