見出し画像

職場でクラスターが発生した場合の対処法とは?感染が怖くて働けない時に必要な知識について

2020年から大流行しているコロナウィルスの影響で、労働環境は変化しました。多くの企業がリモートワークを導入して、あまり出勤しなくてもよい働き方が主流になってきています。

その一方、何らかの事情でリモートワークを導入していない企業も数多く存在しています。そういった企業の中には、クラスターが発生した企業もあります。しかもクラスターが発生した企業では、「退職したくても退職できない問題」が起きているようです。

今回は、職場でクラスターが発生した際の対処法を紹介します。最後まで読んで、自分の身を守るための参考にしてください。

職場でクラスターが発生した場合の対処法と得する知識

職場でクラスターが発生した場合、「自身や家族も感染してしまうのではないか?」と不安を感じる人は少なくありません。企業が休業指示を出し、あわせて休業手当を支給してくれればベストですが、そのような措置をとる企業はまれです。

結局、自分の身は自分で守るしかないのです。自身と家族を守るための対処法と知っておくべき知識について紹介します。

感染リスクの低い職場へ転職する

冒頭でも述べた通り、コロナウィルス対策としてリモートワーク中心に切り替えている企業が増えています。職種によってはほとんどの仕事をリモートでできるので、クラスターが発生した職場が怖い時は、そういった企業への転職が優先順位の高い選択肢になります。

クラスターの発生を理由にした自己都合退職では失業手当の給付制限がつかない

通常、自己都合退職をした際は、失業手当の給付制限(現在は2カ月間)が適用されるので、実際に給付金を受け取れるのは約3カ月後からです。しかし、職場でクラスターが発生した場合は、その限りではありません。「新型コロナウィルス感染症に伴う雇用保険求職者給付の特例」が設けられているためです。

職場のコロナウィルス被害を理由に退職した場合は、一般的な自己都合退職と異なり速やかに失業手当を受け取れます。また、失業手当を受け取れる日数が増える可能性もあります。

もう感染の心配がある職場で働き続ける必要はありません。

職場から強い引き止めがあった場合は退職代行を検討する

職場でクラスターが起きた場合、企業もダメージを受けるため、退職希望者に対して強い引き止めを行うことがあります。「辞めたいけど辞めさせてもらえない」ケースが発生しています。

そのような場合は、退職代行サービスに依頼するのも解決方法のひとつです。退職手続きを代行してもらうとともに、自らは言い出しにくい未払い残業代や退職金の問題も解決してもらえます。ただし、弁護士資格を有しない業者にはそういった交渉ができないため、必ず弁護士に依頼するようにしてください。

まとめ:スムーズに退職できない場合は退職代行サービスの利用がおすすめ

職場でクラスターが発生したような場合、自身や家族が感染してしまう前に退職するのが最善策かもしれません。怖い職場で働き続けるよりも、リモートワークを導入して感染リスクを最小限に抑えている企業に転職したほうがいいと考えるのは当然です。

退職を決めてもスムーズに会社側が認めてくれないケースでは、退職代行サービスの利用が解決策になります。退職代行サービスを利用することで、円満に退職できるだけでなく、未払い残業代や未消化の有給休暇の処理も適切に交渉してもらえます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?