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京都市長と若手起業家と考える「誰一人取り残さない、学校での教育」とはー9月1日「新常態」の京都・今未来

ハッシャダイソーシャルは、全国の高校・少年院・児童養護施設等、毎年140校以上でキャリア教育を提供する社団法人です。「全ての若者が自分の人生を自分で選択できる未来」を目指し、積極的にイベント登壇・大人への啓蒙活動も行っています。

こんにちは!ハッシャダイソーシャルのうっちーです。noteを担当するのは初めてなので、まずは簡単に自己紹介...!愛知県出身で、現在は関西の大学に通っています。そのため、ハッシャダイソーシャルにはフルリモート!!!ハッシャダイソーシャルのnoteをいつも読んでくださる皆さま、これから宜しくお願いします!

今回の記事は、2020年9月1日に行われた京都教育懇話会主催のオンラインイベント『「新常態」の京都・今未来』の実施レポートです。

◆「新常態」の京都・今未来~若手起業家と考えるSDGsのムーブメント~とは...?
コロナ禍で暮らしの風景が一変した「ニューノーマル」(新常態)の新たな令和時代を迎え、日本の社会や世界の現状はより厳しさを増し、未知の難問、課題が山積み状態です。こうした難題と向き合い、どう局面打開に知恵を絞るか、分野を問わず急務となっています。そこで54回例会は「SDGs(持続可能な開発目標)と人材育成」を基本テーマに、市長と3人の若手社会起業家による討論形式で開催しました。(引用元 : 京都教育懇話会

幣団体からは代表理事の勝山恵一が登壇し、当日は僕も参加しました。今回のイベントの内容から「誰一人取り残さないこれから学校での教育」についてピックアップをしてお届けします!

(豪華すぎた)登壇者紹介

本イベントには、現京都市長の門川さん、そして京都で活躍している若手起業家の方々が登壇しました!(豪華すぎです...)

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・門川 大作 さん (京都市長)

・矢島 里佳さん (株式会社和える 代表取締役)

1988年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。職人と伝統の魅力に惹かれ、「日本の伝統を次世代に」という想いから、大学4年の2011年3月株式会社和える創業。全国の職人と共にオリジナル商品を生み出し、オンライン店舗に加え、東京と京都に相次ぎ事業拠点となる直営店展開。日本の伝統や先人の智慧を、暮らしの中で活かしながら次世代につなぐための様々な事業を展開中。内閣官房「ふるさと活性化支援チーム」委員なども務める。

・中馬 一登さん (株式会社MIYACO 代表取締役)

2014年、兄弟3人で株式会社美京都設立。世界経済フォーラムによって任命される33歳以下の若者によるコミュニティ「Global Shapers Community」元京都代表。人材・教育事業や観光事業、地方創生事業を手掛け、京都市や大阪市、舞鶴市と提携し若手の活躍を推進するプロジェクトなど多数企画・開催。また、10代が自分の興味関心を広げ探求し、望む未来をつくるための学びのプラットフォーム「ワンゼロFC Kyoto」を展開する。


・勝山恵一(一般社団法人HASSYADAI.social 代表理事)

1995 年生まれ。株式会社ハッシャダイ創業メンバー。弊社が提供するサービス、ヤンキーインターンのモデルになった人物。現在は、HASSYADAI.social事業を立ち上げ、 2年間で計120校の高校で講演やワークショップを実施。その他少年院、児童養護施設、法人向けと幅広い層に、日本の若者達が自分の人生を自分で選択できるキッカケを提供するために活動を行っている。

(引用元 : 京都教育懇話会

コロナウイルスが、学校に及ぼした影響は?

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新型コロナウイルスの影響で、教育分野でもオンライン化が進むが、学校によって格差がある。門川さんは、京都市内でも十数パーセントの家庭で、インターネット環境が整っていないという。

行政がオンライン授業に必要な機械を配布しても、使い方の指導がないと生徒たちはオンライン化に対応できない。「学ぶことを面白い」と感じることができる生徒たちはリモートでの個別学習もできるだろう。しかし、「なぜ学ぶのか分からない」と学ぶ価値が分かっていない生徒たちにとっては、個別学習はより難しいものになる。

門川さんは、今回のイベントテーマのSDGs(持続可能な開発目標)にもある「誰一人取り残さない」社会の実現のためにも包括的なサポートが必要だという。

新型コロナウイルスの影響で格差が広がる中、「誰一人取り残さない教育」は程遠い気が...。では、学校や社会は学びに価値を見出せない若者たちにどのようにアプローチすれば良いのでしょうか。

学校で、〇〇〇の精神を身につけることが必要。

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ひと昔前に必要とされてきた力と今必要とされている力が異なる中で、生徒たちが学校で養うべき力はなんだろうか?

今回の対談の中で出た答えは、”起業家”の精神を身につけるということだった。もちろん、生徒全員が起業をすることが目的ではない。先が見えない世の中で若者にとって必要になる力は、課題発見する力、そして見つけた課題に対して取り組む力だ。

では、どのようにすれば、若者たちは課題を発見する力を身につけることができるのでしょうか?

学校で、「偶然の出会い」を体験することが必要。

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勝山自身も地元の京都を出てはじめて地元の課題を発見することができたという。今後、生徒たちが課題を発見する力を身につけるには、まず出会いを増やし、色々な世界を知ることが大切だ。

そのために一番有効な手段は、「移動」であると勝山は言う。移動の中で生まれる偶然の出会い、その”偶然”さが、今まで出会うことのなかった世界を知るきっかけになる。

しかし、なかなか生徒の「移動」を促すのは難しいこと。そこで、ここからは、”学校内で偶然の出会いを作るには”というテーマで議論が繰り広げられました。では、具体的にどのような出会いや学校の設計が必要になるのでしょうか。

社会は、学校で"意図的"に偶然を作ることが必要。

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中馬さん曰はく、学校と社会との関わりを増やすことで本来「移動」しないと出会えないような方々や価値観に出会わせることができるという。つまり、生徒の移動ではなく、色々な大人を学校の中に移動させることで、意図的に偶然のきっかけを学校内で作ることが大事ということ。そして、令和版の”番組小学校”をつくっていきたいという。

◆番組小学校とは....
京都で誕生した日本初の小学校と言われている。番組小学校には、全ての子どもが通うことができ、民間主導で多くの大人が関わっていた。

令和時代に番組小学校のような学校づくりを進めるためには、学校教育関係者だけが、試行錯誤すればよいのでしょうか...?

社会は、若者の未来に責任をもつことが必要。

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今や学校の先生は勉強を教えるだけでなく、部活動の指導やコロナ対策など多くの時間外労働で過酷を極めている。それに加え地域住民からのクレームが後を絶たない。矢島さんはまさに学校が孤立している状態だという。

そこで中馬さんは、社会と学校の接点を多く持つことで学校に押し付けるだけではなく、社会全体で教育をすることが大切だと話す。”学校教育”の中で大きな変化が起ころうとする時、既存の教育システムに慣れ親しんでいる先生や生徒たちの親から非難されることも起きている。中馬さんは、そんな事態が起きているから今だからこそ、学校と民間が手を組むことでうまく日本の教育の仕組みを変えていきたいと話す。

若者たちが「学ぶことが面白くない」と思ってふさぎ込んでしまうようなことを自分の責任だと思わないためにも、各学校での課題は社会にも責任があるという共通認識を持つことが必要なのではないしょうか...!

各登壇者から京都市長への提言 

多岐に渡る議論の末、登壇者それぞれが、京都市長の門川さんに対して提言を行いました。

中馬さん:
若い世代とかっこいい大人と出会える場をつくっていきたい。職住分離で若者は大人のかっこいい姿を見る機会が減った。学校に企業、若者、保護者も巻き込めるプロジェクトをつくっていきたい。

矢島さん:

0~6才の乳幼児に目を向けていきたい。企業は採用を視野に入れて交流するので、高校生大学生が交流対象のメインになってしまう。しかし、乳幼児にアプローチすれば良いサイクルが早い段階でつくることができ、将来的にいろいろな価値観に触れられる、価値観を受け入れられる土台作りができる。

勝山:
今の若者の非行や過ちを自己責任論で終わらせたくない。日本にも格差や階層の分断があり、抜け出せないサイクルが存在している。その分断にスポットライトをあて当事者ではない人にも知ってもらう。そして、社会全体で解決していきたい。

門川市長(総括):

来年、京都で開かれる国連会議のテーマは再犯防止。犯罪防止だけでなく教育においても、受け入れる社会づくりをしていく。包括的な社会へのアプローチをしていくことで、課題の解決や、SGDs 16の「誰一人取り残さない」の達成をしていきたい。

お三方に共通していたことは、性別や年齢、分断を超えて多くの方が価値観や思いを共有して自分の色を素直に出せる社会づくりが大事だということでした。

うっちーの編集後記

イベントを通して共通して話していたことに、多様な価値観を知る・認めること、そして社会全体で包括的なアプローチをすることがありました。新型コロナウイルスの感染拡大で不安な日々が続いています。しかしゲストの方々は若者や日本の未来に対してとてもワクワクしながらお話しされており、緊張の中に笑いありというような雰囲気が印象的でした。

これまで「若者は旅に出て世界を知ろう、新たな価値観に触れよう」であったり、や「就活生は社会分析をしましょう」などの、当事者は外を見て、広い世界を知るべきだといったような、当事者に対しての話は多く聞いていました。しかし、登壇者の方々は、社会側も当事者のことを知ろうという、逆の観点でお話しされていました。そこから、相互の理解ができていないから、一方的に知っても生きやすい社会は実現していないのだろうかと感じました。井の中の蛙である私たちは、社会の分断があるということは意識をして情報を取りに行く機会がないとそれに気づかないのが現状です。相互の理解を深めるために、ハッシャダイソーシャルとしても、若者と社会双方へのアプローチを進めていきたいと思いました。

最高に嬉しいお知らせ...!

今回のイベントを通して今後ハッシャダイソーシャルは、京都市との合同プロジェクトを行うことになりました!詳細は改めてお知らせします。お楽しみに!


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