「知らない方が、幸せだったかもしれない」-“普通“であることに悩んだ私が、これから大切にしたいこと。
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「知らない方が、幸せだったかもしれない」-“普通“であることに悩んだ私が、これから大切にしたいこと。

新しい世界を「知る」こと。
それは、ワクワクして寝れないくらい胸が動く時もあれば、
今までの「当たり前」とのギャップに苦しくなる時もある。


“「いっそ、知らないままの方が、幸せだったかもしれない。」と思った時もありました。”
そう語ってくれたのは、福岡に住む高校3年生のすずか

現在は、バレー部のマネージャーをしながらも、毎日、受験勉強に励んでいます。何ひとつ不自由なく、幸せに育ってきたという彼女。

いつもは明るくて笑顔が素敵な彼女も、「BASE CAMP」*1で過ごした3ヶ月の間に、何度も頭を抱えて悩んだようです。

そんな彼女が、なぜオンラインスクールに参加し、どんなことに悩んでいたのか。そして、この3ヶ月間で、彼女の見える世界はどのように変化したのか。

「Choose Your Life Story」では、ハッシャダイソーシャルに出会って、一歩踏み出した若者たちのリアルな声や感情をお届けします。

*1) 3カ月のオンラインプログラム「BASE CAMP」は、ハッシャダイソーシャルが運営する新しい仲間や大人と出会いながら、自分の人生をデザインしていくオンラインの学校です。

【BASE CAMPの詳細ページはこちら】


“普通”である自分と向き合い、悩んだ3ヶ月


-すずかにとって、オンラインスクールで過ごした3ヵ月ってどんなだった?

“将来”とか“生きること”について、考えて、考え抜いた期間でしたね。
私って本当に小さなことでも何でも考えすぎちゃうところがあって。特にこの3ヶ月は、たくさん悩んで、考え抜きました。

-そうだよね。すずかの悩む姿が印象的だったんだけど、あの時どんなことで悩んでたの?

何事もなく幸せに過ごしてきた”普通”である自分に悩んでいました。

私の家庭は、お父さん公務員でお母さんも普通の会社員っていう一般的な家庭です。だから、ご飯もみんなで食べるのが‟当たり前”で、家庭や学校内でトラブルに巻き込まれることもなく‟普通”に過ごしていました。

でも、このBASE CAMPには、不登校の経験がある人や高校を中退した人、通信制の学校に通っている人など、いろんなバックグラウンドを持つ同世代の人たちがいて、自分のこれまで見てきた”当たり前”を疑いましたね。
急に「今日、学校辞めてきました!!!」なんていう人もいましたし。

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私は、これまで漠然と、成功している人や自分の人生を切り拓いているキラキラした人に憧れを持っていました。自分もそうなりたいと思っていたけど、いざ、このオンラインスクールに飛びこんでみたときに、学校を中退した人や不登校経験のある人、もうすでに複数の活動を掛け持ちしている人と比べて、自分ってすごく“普通”だなと思いました。そんな”普通”である自分が、ある種コンプレックスというか、悩みの種になっていましたね

はじめは漠然とモヤモヤするくらいだったんですけど、それからどんどん悩みの沼にハマっていっちゃったというか。


-その悩みが確信に変わったのは、いつだったの?

何の変哲もない自分と一方で、様々な経験をし、もうすでに自分の軸ややりたいことを見つけ、人生を切り拓き始めている人たちとのギャップに頭を悩ませていたタイミングで、「大人インタビュー」*2 が始まりました。悩みが確信に変わったのは、その時ですね。

* 2) 大人インタビューとは、HASSYADAI socialが運営する、オンラインスクール「BASE CAMP」の目玉企画で、各回に社会人や大学生ゲストをお招きし、高校生が主体となってインタビューするというもの。

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大人インタビューに初めて参加した回で、医療現場で働かれている方と出逢いました。
その方にふと「すずかちゃんは何のためにこのオンラインスクールに参加しようと思ったの?」と、逆質問されました。

私が「海外の貧困問題に興味があって、その人たちのために何かしたい」ととっさに答えると「日本にも貧困問題は存在しているけど、そのことはどう思う?」とさらに深く聞かれました。

どちらの質問にもちゃんと答えられないし、自分の考えを上手く言葉にすることもできなくて。気付いた時には涙が溢れていました。

その時の私は、勝手に「貧困=海外」だと決めつけて、そういう人たちは自分の周りには存在しないものだと思い込んでいたんだと思います。
今思うと、全然本質的なことに目を向けられていなかったなって。

この出来事があってから、社会の何が正しくて、結局自分は何をしたいのかも分からなくなりましたし、これまでの「当たり前の世界」と「知らなかった世界」とのギャップに頭が追いつかなくなりました。この時に「ああ、自分悩んでるんだ」って確信しましたね。


-その時、何を感じていた?どんな感情だったの?

オンラインスクールに入ったときは、「将来は、困っている人のために何かしてあげたい」と漠然と思っていたけど、実際、なぜそうしたいのか分からなかったんです。

オンラインスクールで様々なバッググランドを持つ高校生や大人と出会えば出会うほど、困っている人のために働く”かっこいい”人になるには、これまでに苦しい経験をしてきて、それを乗り越えてなければならないと、勝手に決めつけてしまう自分がいました。
そうでなければ、困っている人のことを理解することも、その人たちのためになることも出来ないと思っていたんだと思います。

そんな考えの中で改めて「自分のやりたいことって何だろう?」「自分には何があるんだろう?」と、自分に問いを投げかけてみたけれど、全く答えが出なくて苦しかったです。

それから、気づけば、自分の“粗さがし”をするようになっていて、ますます考えこみましたし、これ以上「社会のことや知らなかったことを知る必要はないんじゃないか」「いっそ知らなければ良かった」とさえ思うようになりました。

性格的にも考えすぎちゃうからこそ、なかなか負のサイクルから抜け出せずにいました。

「何もない自分」という考え方から、解き放たれたきっかけ

-すずかは、悩みながらも、その「苦しさ」を乗り越えてきたと思うんだけど、気持ちが楽になったきっかけは何だったの?

とにかく、BASE CAMPのメンターや大人インタビューに登壇してくださったゲストに自分の悩みを言いまくったことですね。

「自分には周りと比べて個性ややりたいことがないのですが、どうすればいいですか?」って片っ端から聞いていました。

すると、みなさんそれぞれいろんな言葉をくださいました。

“すずかだけの人生、すずかのことはすずかしか経験できんよ。
だから、悩みもひっくるめて楽しんでほしい。”
“向き合ってることがえらい。”
“そんなに苦しまなくていい。”

そんな皆さんの言葉を聞いて、これまでは自分に足りないものを必死に埋めようとしていたけれど、それはもうしなくていいことなんだと気づきました。無理やり探さなくても、「もうすでに自分は十分幸せなんだ」って自分を納得させることができましたね。

そこからは、より自分と向き合う時間を増やして、頭の中や心の中を整理するようにしました。

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-ある一つの出来事で考え方が激変したというよりも、時間を掛けてじっくり自分の中に新しい考え方を落とし込んだっていう感じだったんだね。そうやって、自分と向き合う中で気づいたことはある?

そうですね。BASE CAMPに参加する前までは、キラキラして活発に動いて成果を出している人に憧れを持っていたし、そこに近づくには頑張らないといけないと思って、無意識の内に頑張りすぎている自分がいました。

考えなくていいことで悩んでしまうし、自分にないものにばかり目を向けて、本当に向き合うべきものから目を背けてしまっていたんですね。
ずっと、自分で自分の首を絞めてしまっていました。

でも、BASE CAMPで時間をかけて自分とじっくり向き合うことで、理想の自分だけじゃなく、“今の自分”と向き合うことによって、もっと本質的で生きる上で大切なことに気付けたと思います。

“これまで、何もないことがコンプレックスだったけど、何もないわけじゃない。”
“今のままで、生きてるだけで素晴らしい。”
私が気付けなかっただけで、これまでの人生で、いろんな人に愛されて支えてもらっていたんだと気付くことが出来ました。

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わたしの人生を生きる。そして、まだ「何者」でもないあなたへ。

-改めて、これからどんな自分を大切にしたい?

どんな状況だとしても、「どれも自分なんだ」と肯定してあげられる自分でありたいです。
考え過ぎちゃう私も、何もなく幸せに過ごしてきた私も、人と簡単に話せちゃう私も、どれも“私”だから。

もし、BASE CAMPに参加していなかったら、そんな自分に気付くことも、自分の本心と向き合うことも、できなかったんじゃないかなと思います。


-ありがとう。最後に、これからBASE CAMPに参加する高校生・参加中の高校生に向けて一言お願いします!

BASE CAMPに参加した時には、ぜひ自分の本心に向き合ってほしいなと思います。

もしかしたら私みたいに、何者でもない“普通”の自分について悩んだり、考えすぎたりすることもあるかもしれません。でも、そんな自分のことも深く理解して大切にできたら、目の前の人に対しても、世の中のいろんなことに対してもやさしくなれるはずです。

BASE CAMPで過ごす3ヵ月間は、そんな素敵な自分に近づけるチャンスなので、ぜひ思いっきり楽しんでください!

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〈取材・文章=ハッシャダイソーシャル 三代菜々美

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