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これまでの「Choose Your Life」と、これからの「Choose Your Life!」-ハッシャダイラジオep.1



三浦:こんにちは。

・・・

三浦:い、いけてる?笑

勝山:一般社団法人ハッシャダイソーシャルの勝山と

三浦:三浦です。

三浦・勝山:よろしくお願いします。イェーイ。

(場内に拍手が鳴る)

勝山:そもそもこのラジオを始めたキッカケと、このラジオで僕らが何を伝えたいのかっていうのを教えてもらってもいい?

三浦:そうね、恵ちゃん(※勝山)気づいたらここに座らせられているみたいなところあるからね笑

勝山:ほぼそうやわ笑

三浦:あのね、一つは・・・

「俺たちもっと有名になりてーんだ!!」

勝山:なりたい!笑 でもさすがに、薄っぺらく聞こえるわ笑

三浦:"俺たちはここにいるんだ”っていうのをさ、やっぱ発信していきたいっていうのがあって、ハッシャダイソーシャルの魅力が1番伝わるのは、一体何なんだろうなって考えたんだけどね、全方位でやろうと。
だから今日は音声も録っているし、動画も撮っているし、そしてこれを全部記事にする。
色々試してみようぜってこれをやり始めたっていうこと。

勝山:そうっすね。なんせ、ハッシャダイソーシャルって、もともとやっぱ中卒・高卒の若者たちのキャリア支援から始まって、今は高校・少年院での取り組みをやっていて、さらには成人式まで、全ての取り組みに全力マックスでやっているけど・・

三浦:「全力マックス」でね笑

勝山:でも初めて会った人からすると、情報がこんがらがっちゃうんですよ。結局、何をやっている団体なのかとか、どういう関わり方をすればいいかわからない。だからそういう人たちにも僕らの思いが伝わればいいっすね。

三浦:いい、うん。そういうのをやろう。
普段から恵ちゃん京都で、自分は東京にいて、離れてはいるんだけどよく2人で電話とかはしていて、そんな普段の会話でもみんなに聞いてもらえればいい話もありそうだなって思っている中で、発信用の何かをするというよりも、結構ありのままの感じでやっていけたらと思っております。

ハッシャダイソーシャルの現在地

三浦:まず一本目ということで、あえてハッシャダイソーシャルが何なのかみたいな説明はせずに、このまま行っちゃおうかなと思うんだけど…

ハッシャダイソーシャルを立ち上げたのが2020年で、そこから3年半が経って少しずつフェーズが変わり始めている。そんな中で”ハッシャダイソーシャルの現在地”みたいなテーマで話ができればいいかなと思います。
勝山さんはどうですか?ハッシャダイソーシャルの現在地。

勝山:この1年で劇的に変わったよね。だからこの4年目の中ですごく変わったと、思わん?

三浦:思う。やっぱ日々生きてると、変わった感じってないけど、ふと思い出すと1年前と全然違う。何が変わったんだろうね?

勝山:やっぱ仲間が増えたことだと思う。今まで1年目、2年目、3年目はどっちかっていうと僕と宗ちゃん(※三浦)でぶん回してやっていたけど、今期に関してはそうじゃない。三浦・勝山だけじゃない仲間が、全国の若者に「Choose Your Life !」を届けていることができるっていうのが1番大きな成長だし、チームとして動きだしたっていうのがこの1年だったなぁという風に思うよね。

僕らはスタートアップと違って、地道に登ってきたっていうのがあると思っていて、やっとこれからグッと伸びてきそうだなと思えるのが、この年やったな。

三浦:結構僕らがインタビューで話す内容とか、高校で話す内容ってさ、ハッシャダイソーシャルを始めるまでの話が多かったりするじゃん。
10代の話とか、ヤンキーインターンの話とかね。

だから自分らのことをたくさん話しているように思えて、意外とこの3年間のことは言語化できていないんじゃないかなって思うの。

恵ちゃんから見た3年間ってどんな3年だった?

勝山:どんな3年だったか・・・?
「種を全国に植えていた」

・・・・

勝山:何笑っとんねん!笑
(なぜか爆笑しているメンバー森本を指差す)

三浦:異質じゃない?

ハッシャダイソーシャルを始めるまでの人生と始めてからの人生って

勝山:2015年ヤンキーインターンの事業から、株式会社ハッシャダイに育てられたと言っても過言ではないくらいに、一緒に成長してきて、2020年に一般社団法人ハッシャダイソーシャルを宗ちゃんと立ち上げて、当初は関わる若者たちに「自分の人生を自分で選択するためのキッカケを届けたい」ただただその思いだけで進んでいたなぁって思っている。

初めて取り組みをさせてもらったのが、沖縄の学校というのがデカかった。
沖縄の学校には修学旅行に行ける若者たちがいて、修学旅行に行けずに学校で自習をしている若者たちがいるというリアルを見たりね。

本当に経済的な事情とか、自分ではどうしようもできないような外的要因で、キャリアとか人生を決めている若者たちがたくさんいるということに気づいた時に、「なんとか教育だけに頼らない形で、俺たちがバックアップできる体制を作れないか」という志と情熱だけで進んできてた。これが1年目だった気がする。

そこから2年目、3年目は、本当にただひたすら目の前の若者たちに全力で向き合っていい機会を届けようとして、”僕らと関わったことによって主体的な進路とかキャリアを選べるような出会いと学びと体験の機会を届ける”っていうのをすっとやってきてて、気づけば3年経ってたみたいな笑

でもさ、今でもやっぱり思うけど、その中には裏で支えてくれたメンバーとかさ、旧ハッシャダイのメンバーとかがいたことがデカかったなぁとも思う。

そして今年から入ってきたメンバーもいて、そのメンバーと一緒に新たな組織として動きだしているというフェーズであるという風に思いますね。

共同代表、互いの変化

三浦:「変化」でいうとさ、この3年で恵ちゃんから見た俺の変化ってどんなのがありそう?

勝山:いや宗ちゃんはさ・・・
「めっちゃ変化したよ。」

三浦:いやいや!!笑笑

会場:(笑い声に包まれる)

勝山:むっちゃ変化した。わかるやろ?見てて思うもん。
1番はさ、”トヨタ”との出会いちゃう??
トヨタの方々との出会いがあって、project:ZENKAIというのができて、俺たちがこれまで向き合ってきた対象とはまた違った層の若者たちに対して向き合うことができるようになった。
そこからさ、宗ちゃんの変化も生まれたなって思うようになった。

三浦:確かに。自分達が作った”点”を活かして、”他の点”を作り、それを”線”にして、”面”にしていくみたいなのが、結構楽しくてやれたことだったなって思う。
よく3年前にあんな自信満々でやっていたなって思うくらい。

勝山:確かにこれまでは知識とか、実績とか、スキルとかもないまま情熱だけでやってきたね。

三浦:でも同じことを3年後とか、5年後とかも行っているんだろうね笑
「3年前の自分と比べたら今の自分は成長している」って言ってたけど、この動画とか見て恥ずかしくなるさらに何年後もあるんだろうなって思う笑

三浦:逆に言うと恵ちゃんはあんま変化しないね。最初に打った点のところに、ずっといるという感じがすごくあって、この点を濃く、強く、太く、広げていっている感じで・・

俺はその点があるから、他の場所に点を打てる。
そうするとその間は「線」になるじゃん。
そして(他の場所に)点をもう1個打つと、「面」ができる。
みたいなのが、今のハッシャダイソーシャソーシャルを作ってきているものかなと思っていて、俺が1人でやっていると点だけが無数に点だけができてしまう感じ、

だから本当に良い意味で恵ちゃんが打った点が”俺の原点”
そこをひたすら尊敬していると思う。

勝山:「そもそもこれなんで俺がやっているんだっけ」みたいなのはずっと考えているけどね。
俺はハッシャダイに育てられたっていう感覚がめちゃくちゃ強いからさ。出会っていなかったら、俺の人生どうなっていたんだろうという不安もある。その原点があるから、「今何を自分はできるのか」「これでいいのか」ということを考えることができるとはめっちゃ思う。

これから届けたい、新たな”若者”の対象者

三浦:「Choose Your Life!」っていうさ、自分の人生を自分で選択していくということが環境要因によってできない若者たちがいる。
自分自身のバックグラウンドとしても、最終学歴が高卒である。恵ちゃんもそう。というところから始まっていったハッシャダイソーシャルなんだけど、「Choose Your Life!」と言うのであれば、さらに向き合わないと行けない層があると思うんだよね。

社会的に見たら、裕福ではないとしてもお金に困っていない。
大学もいける。両親もいる。
が、それ故に選べない。選べなさを感じている。

ちょうど昨日も法政大学の経営デザイン学部で話してきたんだけど、これまでハッシャダイや、Choose Your Life! の話をすると、みんなどこか「そういう社会課題があるんだね」っていう他人ごとになってしまうんだけど、

「わたしもまた、Choose Your Life!の当事者であるんだ」みたいな感想があって、俺はそれがすごく嬉しかったの。

飯が食えない。生存できない。みたいなことが緊急度や重要度はもちろん高いんだけど、
コミュニティが分断されて他の選択肢が見えない中で、社会から、周囲からの期待の圧力によってどんどん心が萎んでしまっていることが「Choose Your Life !」ができていないということだと考えていて、

それはハッシャダイソーシャルが「Choose Your Life !」と掲げている以上もっと向き合っていきたなとこの3年間を通してすごく感じてきた。

勝山:ほんまそう。俺もさ、昨日、関西の学校でご招待していただいてお話をさせていただく機会があって、そこの学校のコースはどちらかというと進学をガンガンしていく中高一貫校みたいなところで話をしたんですよ。

終わった後に、1人の女子生徒が僕のところに来てくれて、最初は先生と、生徒と、僕で話を進めようとしてくれていたんですけど、(生徒が)ちょっと話しにくそうな雰囲気だったので、廊下で2人で話すことにしたんですよ。

そしたら、急にその子が涙を流していて。

「自分は何回もこの1年の中でも自殺をすごく考えていた。その背景としては、自分自信が学歴とか偏差値というのをすごく重要視していて、そこじゃないと自分の尊厳を保てなくなってしまっている状況があった。」と僕に話してくれたの。

「学歴・偏差値だけじゃなく、自分自身の尊厳を保つためには、自分の自己決定、(つまりChoose Your Life !)がすごく大切だと思った。だから今日の話を聞いて、とても自分のこれからの人生とかキャリアを考えていく上で、楽になって、本当に自分が向き合いたいものを向き合おうと思えたんです。」と涙ながらに言ってくれて、すごく嬉かったんです。

最初は進学校と呼ばれる学校に行って、話をしたり、対話をするってことに戸惑いがあったんですよ。だって僕はそういうことを経験したことがないし、気持ちがわからない。

元々は中卒・高卒の非大卒の若者と向き合ってきていて、母子家庭とか、経済的にしんどい状況であったりするところからだったので、この活動を数年続けている中で、それぞれの選べなさがあるっていうことに気づく機会っていうのがまさに昨日の行った講演でも同じような事例だったなという風に感じていて、対象がめちゃめちゃ広がったよね。

三浦:「Choose Your Life ! 」ってさ、
・就職するか進学するか。
・就職するならどこの会社に入るか。
・進学するなら、どこの大学に行くか専門に行くか。
対象をどういう風に選ぶかっていうものだと3年前は考えていたんだけど、最近は解像度がすごく上がってきていて。

つまり「Choose Your Life !」はどういうことかっていうと、自分自身を自由にすることかなって。

あらゆる縛りから解放していく、どんどん自分が自分になっていく、ということかな。それがつまり自分で選ぶということ。
自由になるということで、自分自身が自分で選べていて、自分自身が自由であれば人の自由を応援できる。

逆に自分自身が何か色々な要因によって、自分の自由を大事にできないと、なかなか人の自由も応援できないんじゃないかな。みたいなことを思っていて。

だから全ての人が自分の人生を自分で選択していくということは、全ての人がどんどん自由になっていくっていうことなのかなみたいなことを最近は考えているんですけど、どうですか?

勝山:うん!そうだと思います!!
自分が地元にいたときとかってさ、ホンマに自分の意志で選ぶとか、そんな考えなんて1ミリも持たないからさ。これしかないから選ぶということの方がほとんどだったし、何か仕事に対してワクワクとか楽しいなんていう感覚なんて正直芽生えなかったよ。

仕事は辛いものであって、頑張らないといけないことであって、仕事を楽しいと思ってやっている人たちが周りにいない。

これは仕事だけじゃなくて、人生において言えると思うんですけど、一定のフェーズで"次の自分はこういう挑戦をするんだ"っていう意思を表明して選択している人、人生を切り開いている人がこの世にはいるんだってことをさ、このハッシャダイっていうコミュニティに所属してからすごく気づいた。

地方や自分のコミュニティにいたら気付けないことだなって思った時に、まさに俺たちハッシャダイソーシャルがChoose Your Life !をしている人たちが集まる場所であり、ロールモデルと出会える場所を作れる場所であるということはすごく大きいっすよね!!笑

三浦:うん!笑

ミッション・ビジョンが変わりました。

三浦:大事な話をしていなかったんですけど、ハッシャダイソーシャル、「ミッション・ビジョン」を変えました!!

これまでのビジョン・ミッションが
ミッション:選択格差を是正する。
ビジョン:Choose Your Life 全ての若者が自分の人生を自分で選択できる社会を実現する。
ということを掲げていたんですけど、

はじめに、

ビジョン:
「Choose Your Life!それでもなお、人生は選べる。」
いろいろな選べなさが誰にでもあって、その上でそれでもなお人生を選んでいくっていう風に思える。そんなきっかけを作ったり、そんな社会になっていくといいなというのが僕らの新たなビジョンです。

そして、

ミッション:
「ひとりひとりの元気をあきらめない」
これは大きく変わり、選択格差の是正はもちろんやるんだけど、もっと根本にあるのが、それはあなたが元気であってほしい。

あなたが元気だったら、始まるものがきっとあるよねという思いで、より言葉として分かりやすく体の真ん中に置いておきたい。
”あなたの元気の力になりたいです。”ということで変えました。

三浦:ということでハッシャダイソーシャルなんとかラジオ…
まだ名前もついておりませんが、そんなご報告をして、第一話を終了にしたいと思います。

勝山:何かあったらハッシャダイソーシャルに相談してください!
大人も若者も誰でもOKです!!

三浦:ありがとうございました!

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