インフルエンザと恩送り。
子どもたちが順番にインフルエンザにかかった。
仕事を休んだり、祖父母宅へ預けながら、なんとか1週間を乗り切った。
翌週に大きな仕事を控えていたので、1週間丸々休むことは難しく、早退させてもらいながら、抱えている仕事の準備もなんとかできた。
日曜日に末っ子に始まり、次女、夫と順番に発熱していく。
職場の同僚たちは、自分たちの仕事が増えるにも関わらず、
「無理して、出勤しなくていいよ~」
「お子さん、大丈夫ですか」
「看病してて、寝れてないんじゃないですか」
と、優しい言葉をかけてくれた。
なんて心温かい方々に恵まれた環境なんだろうか。
必死のパッチでガチガチの心がじんわり緩んでいく。
心のどこかで思っていた。
仕事を休んだら、「あ~、忙しいのに、また仕事増えた」って思われるんじゃないかって。
むしろ、自分がそう思っていたのかもしれない。
口では、「大丈夫!休んで!」と言っているわりに、
心のどこかでは、「あ~忙しい!」って。
自分が未熟だったことに気づく。情けない。
まだまだ、キャパが小さいな、自分。
受けた恩を、次の世代へとお返ししていくのが、恩送り。
今、ご一緒させていただいている方々には、「ありがとうございます」という言葉しか返せないけれど、その後輩たちが父や母になったとき、
「子どもが熱出した時くらい、そばにいてあげて。
こっち(職場)はどうにでもなるから大丈夫!!」
と言ってあげられる先輩になろう。
今回頂いた恩をしっかりと温めて、次の世代に返していきたい。
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