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With&Afterコロナで分かったデジタルリテラシーの重要性と格差とは

 こんにちは。発信プロデューサーの村越慎司です。今日はWith&Afterコロナで、どれだけデジタルリテラシーが重要になったかを話したいと思います。

 Beforeコロナの時には、デジタルリテラシー、つまりデジタルを使いこなす技術は「あったらいいよね」ぐらいの位置付けでした。しかし、With&Afterコロナの世界ではデジタルリテラシーが低い人と高い人で相当な社会格差が生まれていくだろうと思っています。

外出禁止の中で教育格差が生まれる

 With&Afterコロナの世界では、デジタルリテラシーが高い家族の小学生や、大学生は家の中で出来るだけ学ぶようになりました。Zoomの使い方を覚え、人とオンラインで会話し、授業を受けるようになりました。デジタルリテラシーが低い家族では、家族用のPCもないために、ただ家にいる事しかできません。この差は物凄い大きいです。

 と言うのは、政府が「オンラインで授業を!」と音頭をとるまでに凄い時間がかかると思うからです。たぶん、デジタルリテラシーが低い家族は、政府が音頭をとるまで待つと思います。しかし、それでは遅いんですよね。

 なぜなら、この外に出れなく学校にも行けない状況というのは、ある程度は続くと見た方がいいです。つまり、その間、勉強するかしないかの差がでてきます。しかも、デジタルで学ぶ人はさらにデジタルが上手くなっていきます。今後、デジタルで学び続けた子供と学べなかった子供では相当な格差が生まれると思います。

マスメディアから情報を受け取るか、オンラインで情報を取捨選択するかで見える世界が違う。

 現在、若者が受け取る情報はTwitterやオンラインニュースサイトからだったりします。そこにはコロナで困っている病院の生の声や、海外の人の状況、コロナ前とコロナ後の世界観など、オンタイムで新しい情報を受け取る事ができます。

 一方、デジタルで情報を受け取れない高齢者や、デジタルリテラシーが弱い家族はマスメディア、つまりテレビや新聞などから情報を受け取るしか方法がありません。テレビや新聞で生の声が届くのは、その声が大きくなって社会問題になってから、つまりネットの世界で大きく問題化されるとテレビや新聞で取り上げられます。その情報はもう古く、さらにマスメディア企業の「数字が取れる情報」に歪められて伝えられます。

 もちろん、オンラインにはフェイクニュースが混じっていたり、様々な反対の意見もあり、さらに政治の世界でも右か左かで意見も考え方も違ったりします。しかし、その様々な情報から取捨選択出来ることこそが、デジタルリテラシーの高さだと言えます。

ビジネスの世界でもデジタルリテラシーがあるかないかで明暗が別れる。

 消費者が家に籠もっている今、ビジネスはオンラインに急激に移行しました。ショッピングでも、習い事でも、ほとんどのビジネスはオンラインで何かをしないと生き残ることはできません。

 デジタルリテラシーが高ければ、農家の方だったらbaseかstores.jpでショップを作り、自分で商品を売ることを模索し始めると思います。ヨガの先生やダンスの先生なども、Zoomでのオンライン授業やYoutubeなどの発信を始めていることでしょう。

 会社員だとしても、Zoomを使うのに何時間もあれこれやって、やっと繋いでいる人と、5分でつなげる人では、仕事に使える時間も変わってきます。今まで紙ベースで報告してたものも、デジタルベースになり、写真や動画やイフォグラフィックを織り交ぜて表現出来る社員は出来る社員だと評価が上がるに違いありません。

 一方で、デジタルリテラシーが低い企業の場合はどうなるかと言うと、運を天に任せるか、政府の補助を待つかしか手が打てなくなります。この企業のデジタルリテラシーの差は、コロナ禍で生き残れるか生き残れないかという本当に重要な分岐点になると思います。

アフターコロナにはどうなるか

 コロナのワクチンが国民に行き渡り、晴れて人々が外出を始めたときにどのような世界が待っているのでしょうか。

 デジタルリテラシーの観点から言うと、格差が産まれていると思います。先ほど説明した教育、情報、ビジネスなどで、埋められないほどの大きな差が産まれます。そして、コロナ後にもその差はますます広がっていきます。政治の世界でも、デジタル世代が大きく躍進するため、社会のデジタル化を推進し、一気に社会システムが便利になると思います。

 一方で、高齢者はデジタルリテラシーが低い傾向があるため、デジタルに触れない高齢者とデジタルに触れている世代では別の世界かと思うほどの世界観の違いがしょうじることでしょう。オンラインで商売など出来るはずもない高齢の方は次々に廃業するため、文化的なものも廃れる可能性があります。

 デジタル世代に出来ることとは

 それでは、そんなデジタルリテラシーで格差が生まれていく中、デジタル世代には何が出来るのでしょうか。僕は不謹慎かもしれませんが、デジタル世代はチャンスだと思ったほうがいいと考えています。なぜなら、デジタル世代の元気なパワーがないと日本は復活できないからです。

 発信をしたり、お金が借りやすいのでお金を借りてビジネスを始めるのも良いです。とにかく、何が自分にできるのかをしっかりと考えて、チャンスだと思って行動することです。今後、コロナの影響で大きな不況が訪れることは間違いなく、そんな時にチャンスだと思って行動できる人がいることが日本にはとても必要だと思います。

  読んでいただいてありがとうございます。こういった発信の未来の記事を今後もアップしていくので、よかったらフォローしてください。

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