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3行じゃない日記 2024/7/11 一汁一菜

あすけん、というアプリを使って食べたカロリーを記載している。
食べるものを記載してみると、自宅で食べるものは食べる量の調整でコントロールしやすく、外食すると思った以上にハイカロリーなのに気づく。

元々、外食は特別なものだったのに、ファミレスなどのお陰で気軽に食べられるようになった。それ自体はありがたいことなのだけれど、思った以上にカロリーを摂取して、贅沢な食事をしているのかも、と感じた。

土井善晴さんが、「一汁一菜で良いという提案」という本の中で、日本が昔からある考え方「特別な日(ハレ)と日常(ケ)」の料理は別のもの、日常の料理はたくさん品数がなくても良い、その日を疲れを癒せてもっと手軽なもので良いはず。もともと、一汁三菜というのは特別な日の料理、その料理を普段に求めて、日常の料理のハードルが上がってしまっている。そしてどんどん、なんでもない日常の料理が苦しくなってしまっている。
なんでもない日は、具沢山の味噌汁とご飯でも十分なんじゃないか。

というようなことを言われてすごく感銘を受けました。
確かにいろんなレシピを見てレストランのような料理も頑張れば作れる時代。でも、もともとはレストランで食べる料理って特別なものだったはずなのです。その料理を日常的に用意していたら、とてもじゃないけど準備する側はキャパオーバーになってしまうわけです。

そして、食べる量も然り、今は飽食の時代なので毎日腹一杯食べることができますが、昔は毎日のようにそれはできなかったはず。

たくさん食べてしまった今日は特別な日、今日のことはさておき、明日は質素な料理でカロリーと食事準備の労力を抑えることにします。
え、外食したら労力はかからなかったんじゃないかって?
いえいえ、ご飯に労力かけるばかりが母の仕事じゃないんですよ。

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