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お盆に片意地を張る祖母の話

昨日は妹のお盆の飾りつけを褒めていただき、
ありがとうございます。
マメな妹に改めて感謝🙌

昨日の画像からはそやm家は、
以前から真面目にお盆を迎えていたと
勘違いされてしまった方もいるでしょう。

そこで、本日は祖母のお盆の迎え方を
紹介しようと思います。

実は昨日、妹とも祖母の話で
盛り上がったんですよ。

おばあちゃん、いい加減だったよね~

って😂

お盆の時期には関連グッズが
生花店で売られます。

ただ、祖母が購入するのは迎え火・送り火用の
「おがら」と仏壇に飾る「鬼灯」だけ。

母や妹が用意する「ミソハギ」や米・ナス・キュウリを賽の目に切って水に浸した「水の子」は用意しません。

心がこもっていればいいんだよ!

と言っていましたが、多分、

面倒


だったのだでは、と思っています。

母は行事に関しては異様にまじめな性格のため、
祖母が亡くなってからは、
正しい飾り付けを楽しんでいました。

自分のしたくないことはやらない、
を徹底する祖母でしたが、

ナスの牛、キュウリの馬の足は
面倒ではないらしく、
どんなに頼んでもやらせてもらえませんでした。

コツがいるんだよっ!

と言われたのですが、一度だけ作らせてもらったことがあります。

結局ダメだしをくらい、
祖母が作り直しをしましたが😂

ナスの牛とキュウリの馬の足には、
長さや角度など、こだわりがあったようです。

迎え火は早く送り火は遅くすればご先祖様の滞在時間が長くなるとされているのに、祖母はそれにもこだわりがなかったです。

ご先祖様が来れないって言ってますよ!

と嫁が主張するほど片意地を張って、
椅子から降りません。

「まだ明るいから迎え火が見えやしないよ!」
とタバコをプカー。

すっかり暗くなった中での迎え火は綺麗でしたが💦

さて、ここで問題です。
祖母は送り火の時、
どんな行動を取ったのでしょう?

  1. 椅子からなかなか動かない

  2. 声をかけると意固地になる

  3. テレビに見入る

  4. 孫と嫁を焦らせる

  5. 23時過ぎにようやく送り火をする

⌚⌚⌚

はい、全部正解です🙌

1~4番は毎年のことでしたが、
5番はね、たまに…
どうしてそうなるのかわかりませんが…

本当にてこでも動かない年がありました。

送り火は遅ければ遅いほどいいんだよ!
迎え火が遅かったからいいんだよ!

と意地張るんですよ💦
せかすつもりはないのですが、ほら冥途って

門限が0時

じゃないですか。

母は妙に生真面目だから

冥途の門がしまっちゃう!

とオロオロするんです。

新幹線でも飛行機でも使って帰りゃいいのに!

なんて言いますが、
帰りの乗り物のはナスの牛じゃないですか。

お盆は行きは「キュウリの馬」
帰りは「ナスの牛」という決まりがあり、

行きは早く帰りはゆっくりという故人への配慮がありますよね?
それを祖母ったら自分のものさしで変更しようとするんです💦

なら、キュウリの馬で帰れば…

それはダメでしょ、おばあちゃん。

そんな勝手な祖母は99歳の大往生。

たまに祖父が生きていたら、
と涙ぐむこともあり、
早く死にやがってと怒ることもありました。

故人への想いがあれば
形にこだわらなくても
ということなんですかね。

生きている人が優しさを失わなければ
いいんですよね🙌
老若男女、平和に暮らせますように。

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