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捨ててもすぐ出るゴミは心をくじく

ゴミを収集日に出す、生活環境を維持するために必要な作業だ。

朝にゴミを時間までに出した時は、必ず自分自身を褒めるようにしている。当たり前のことをしているだけではあるのだが、ゴミを時間までに出すということは地味に面倒な家事の一つであるからだ。

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だいたい家事は地味に面倒なことの集まりなのだ。自分で自分を褒めないと、全てを放棄する危険性がある。

そうやって日々、自分を励まし必要最低限の家事を行っている。しかし、家事の中には心を折る魔物が潜んでいるのだ。

よくやった!と思っているそばから台無しになるようなことを、その魔物は仕掛けてくる。

収集車が出発すると、すぐゴミが出るのも魔物のせい。開けていない袋を見つけて破かなければいけないとか。鼻が急にムズムズするとか。

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出したばかりなのに、と鼻を拭きながらゴミ箱に入れる時の気持ちといったら😞

時には時間通りにゴミを出せないという荒業を仕掛けられる時もある。その技を受けた時は、次の収集日までダークな気持ちで毎日を過ごすのだ。

結構なダメージを受けるため、しばらく無言になる。ついスマホに逃げ道を探し無駄に時間を過ごしてしまうことも。そして片付けるべき家事がたまっていくのだ。

ダメじゃん😨完全に魔物の思うツボだ。弱い人間めとせせら笑う声まで聞こえてくるような。

人間、生きていればゴミは常に出るものだ。仕方ないことではある。些細なことだと承知もしている。次の回にそのゴミは時間通りに出せば良いのだ。だが、心はポキっと折れる。

缶を収集日に出すとすぐ缶を使う料理をする。瓶を収集日に出すと途端に瓶に入った飲料を飲んでしまう。トレーを収集日に出すとトレーに入った食材を使うことに...。

どうせ出るなら溜まるまで出さなくても、と考えるとゴミで収拾がつかない部屋が現れるのだ。

そういえば、洗い物もそうだ。洗濯を干し終わると、汗でびっしょりの服が出る。食べ物を思いっきり服にハネ散らかすのも洗濯が終わってすぐ。食器も洗うそばから器がシンクにたまる。掃除も終わったと思って座るとゴミが床に落ちているのを発見する。

片付かない部屋はこうやって日々増えている。もしかすると魔物は新たな魔窟を出現させるために、様々な罠を仕掛けいるのか?

老若男女関係なく、家事に潜む魔物は襲ってくる。それでも家事を楽にこなす人は一定数存在する。その人達は勇者といってもいい存在だ。魔物をうまい具合に調伏して家事スキルを上げているとしか考えられない。

家事の勇者は親切な人ばかりで、SNSですぐ知恵を公開してくれる。実際に参考になるものも多く、取り入れたくなるアイデアは多い。そう思いつつも、行動が起こせず今日も心を折られる。

勇者となるための修行が、怠け者の自分には足りないのだろう。面倒くさがりな性格が混沌とした屋内を今日も作り出す。妄想に逃げてばかりはいられない。

でも妄想しないと家事はこなせない😞

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