フルーツバスケットに転がり落ちた話。

すこーんと転がり落ちるみたいに
ある日突然、ものすごい熱量で好きになってしまうことが時々あって、
フルーツバスケットがまさにそう。

きっかけは、youtubeの、あなたへのおすすめの動画に、ふいに現れた、フルーツバスケットThe finalの予告動画。何の予備知識もないままに、本当に、ふらっと覗く位のつもりで再生したら、どうしようもなく胸打たれてしまい、しばらくその映像がずっと心に残ったまま。


またほんの少しだけ覗くつもりで、恐る恐る見始めたfirst seasonの一話。じんわり優しい雰囲気と、予告動画とのギャップにやられてしまい、くらくらした。何かが始まる予感はあるけれど、もっと穏やかでゆるやかな物語が始まっていくような印象で、どうしたらあの怒涛の展開に繋がっていくのか、想像もつかなかった。
え、何これ狡い、狡い、見るしかない。
もう続きが気になって、気になって、それからはもうどっぷりとハマってしまい、夜な夜な咽び泣きながら、2nd seasonの最終話まで駆け抜けてしまったのが、ちょうどThe finalの放送が始まる一週間前のこと。

それに2nd seasonの終わらせ方も、本当に狡い。
あんな衝撃的な終わり方。もしリアルタイムで見ていたら、放送終わりに本屋さんに駆け込んでいたと思う。The final の放送が始まるまでの一週間、悶々としながら。感想は読みたいけれど、まだ先の展開は自分で知っていきたい、検索はかけるのに、先の展開は拾わないように、か細く情報を拾いながら。

それでも、せっかくここまできたのだからアニメの最終話まで見届けた後で、ゆっくり原作を読もうと心に決めて、いざ放送が始まり、
一話を見たところで、

膝から崩れ落ちました。
全然待てなかった笑。

(結局全巻買いました)

少しネタバレになってしまうけれど、

最終話まで辿り着いた後で、もう一度読み返すと、最初とは違った景色が見えて。ひとりひとりに物語があって、さらりと流していた何気ないひとことでも、この時どんな気持ちでいたのだろうと、泣いてしまう。

そして、透ちゃんの、草摩の方々を呪いから解放したい、という純粋な思いが、次第にその原動力が、
何もかもとっぱらったかのような、一人の女の子になっていくところにとても胸打たれました。

最初、そうくるかー!と思ったけれど、
閉じていた透ちゃんの心の扉を開いたのは彼で、惹かれ合うのも必然だったんだなあって、胸がいっぱいになる。

他にも語りたいことは沢山沢山あるけれど、
心にずっと抱いていたい位、大好きな作品になりました。今、アニメで最後まで見届けることが出来ることが、本当に楽しみ。


(また最終話を見終わったあとで、
感想書けたらいいなあと思っているけれど、
今、泣けなしの語彙力で言葉にしているので、
きっと、尊い、尊いとしか言えなくなるんだろうなあ笑)

#少女漫画 #アニメ #フルーツバスケット

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