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デザイナーをサポートするときに心がけていること

こんにちは。Hasnicca タケトミです。
Hasniccaでは、デザイナーのサポートを主に行っています。

デザインを通して社会とつながろうしたとき、クリエイティブでない作業も必ず発生します。それを仕事にするとなれば、なおさらのことです。
クリエイティブでない作業とは、例えばクライアントとのメールのやり取りや書類のやり取り、コンペや展示会への参加申請や、備品の購入まで多岐にわたります。
デザイナーにはフリーランスで仕事をしている人も多く、そういった人たちは上記の作業を基本的にすべて自己解決しています(外注する場合も含む)。その一方で、それらを苦手としている方が多いのもこの業界の特徴であると思います。
Hasniccaでは、非デザイナーである私が加入して以降、自然と作業が分担されていきそういった作業が任されるようになりました。
私自身は、クリエイティブやデザイン制作に関わりたいという動機をもちながら、自分自身ではアウトプットすることを苦手としているため、そういった役割で頼られることに喜びを感じています。
同じような動機を持っている方がいれば、デザイナーに向けて同様の価値提供ができると思います。

今回は、デザイナーをサポートしている/したい人たちへ向けて、私自身が普段心がけていることを何点かご紹介できればと思います。参考になれば幸いです。

①     コミュニケーションを通して個々のデザイナーを知ること
デザイナーと一言で言っても、それぞれの考え方や出てくるアイデアは千差万別です。それらを理解するための継続的なコミュニケーションは必須です。デザイナーの個性を把握して、どんな舞台であれば生き生きと活躍できるかを考えます。

②     ツールや作業環境はなるべく良いものを渡すこと
デザイナーが社会とつながろうとしたとき、主にアウトプットがコミュニケーションの媒体となります。最高のアウトプットに近づけるためには、心地よい作業環境が必要です。可能な限り作業しやすい環境を準備してあげましょう。また必要に応じて、技術的な問題や制作上のハードルを乗り越えるサポートも行います。

③     アイデア出しの段階では否定しない
人は肯定された方が、思考が活性化してどんどん新しいアイデアが出てくる生き物です。アイデア出しの場に同席している場合は、出されたアイデアに対して否定はせず、想像を広げてあげられるような肯定的な意見を伝えましょう。アイデアの種は多いほうがよいため、積極的にアイデア出しにも参加してかまいません。私たちの意見をもとに、デザイナーが良いアイデアを思いつく場合もあります。

④     フィードバックを求められた時は正直な感想を伝える
逆に、フィードバックを求められた場合には、ネガティブな面も含めて感じたことを正直に伝えることが大切です。デザイナーは成長に貪欲な人が多い気がします。そうでなくても、社会に投下したアウトプットに対して人々がどう反応したかは気にしています。試作の感想を求められた時や発表後の外部の反応などは、率直に伝えてあげることがデザイナーの成長機会につながります。

デザイナーが安心して制作を行い、成長できる環境を準備してあげられれば、自分からどんどん制作を進めてくれます。そして夢中になっているデザイナーのアウトプットには、人を惹きつける力があります。
自分自身がデザイン制作を直接行わなくても、その営みに参加する方法はたくさんあります。私のように、デザイナーを支えることで、生み出す喜びを一緒になって味わう楽しみ方もあると思います。「自分にはデザインの才能がないから」とあきらめるのは、早いかもしれません。

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