地産地消の落とし穴!
わたしは、地域町おこしを仕事としている。というか、地方活性化のイベントや、地域のキャンペーンなどを行うのが仕事です。
また、2年前思わぬ事態、感染症拡大という事態が起き、私の当てにしていたいわゆる、観光誘致イベント、観光誘致キャンペーン、オリンピックの地方イベントなどが全てなくなってしまった。
また、わたしはコロナ前、日中の合作ゲームのプロモーションを行う予定であったが。その話も、無期延期、ほぼ無くなったとみていい、そんな事態が今です。
地方の仕事をやっていて、市場が、日本を相手にするのではなくもっとグローバルに捉えて、アジア、アフリカなどに進出することが地方活性化になると思い、数年前に、アジアと特にベトナムと交流会や、イベント、ジャパンフェスティバルなどを主催している会社と組んで、日本の地方の産品、工芸品、物販などを交流させようと動いていた事がありました。
先日、長年付き合いのある仕事仲間と話をしていると、彼が言うことが目から鱗だったのです。
地産地消って本当できてると思う?
本当の地産地消って計画できているところ、実際あるとおもいますか?と言います。わたしは、イベントキャンペーンの立場や、物の立場からばかり話をすると、彼は言います。
それじゃ、農業やるのに、車を使い、ガソリンを使い、また、地方にスーパーができ、そこには海外のものがいっぱい並ぶ。就職は、外資系の仕事についたり、地元にお金が落ちない企業に入る。これって本当ではないか?
彼の理想の地産地消は、食べるもの、住むところ、生活全般にわたって地方で賄える町作り。これが理想ではないのか?というのです。
実際、これを実現しようとしているところが一つもない。
電力は、この町で作ったとしても、その電気代はその町以外のところの売上となり、その町には来ない。
彼が今計画している計画それは、
電力は、何者にも左右されない、自然エネルギー、太陽光発電を使う。
その電力を地元で使用しあまって分は他に出してもいい。
その電力で各家の電気や、生活をすること。さらには、農業を行う。
但しここでも、天気や、何かに左右されない、しかも確実に生産できるものを栽培すること。
例えばキノコや、野菜。主食など。ここでのポイントは、培養できるもので、栄養価の高いもの。
車のガソリンが一番外に出てしまうお金だ。
ベルギーのある町がやっていること。
地産地消するなら、これも、ベルギーなどでやっていることだが、
農家が協同組合を作り、期間空いた農地で、菜種栽培を行い、その菜種を油にする工場を🏭町の管理にする。そこに農家は出資、皆で管理することで、ナタネ油での売上配当をシェアする。
その油は、軽油の車で皆で使う。
その町のスポーツ施設の屋根には巨大な太陽光パネルがあり、蓄電装置と共にあり、生活、施設運営など賄っていく。
よくできたシステムとまた作りではないかと感心させられたことがあった。
こんな町作りに、現在であれば、最新の情報技術や、SNSなどで、広報宣伝町おこしをすることも可能。
また今後は、メタバース活用の町おこしをすることも可能ではないか?
いずれにしても、町の生活の母体経済が外からの助けによる経済生活は、本物の地産地消には、ならないのだ。と明確に示してくれたのです。
本物の地産地消を行う。
実際、彼は、今、四国地方などで、太陽光、農業、培養、などを使っての、地産地消モデルを実行しつつあります。さらにここに、排出権なども加わり、これからの展開がとても楽しみなのです。
本当の地産地消。かつての。物々交換に戻れというのではありません。さまざまな工夫で町の中だけでやれることができないと本物にはならないということです。
本日も聞いていただきありがとうございます。
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