建設会社の不思議?
わたしが、広告会社在籍中に豊洲の新しい街づくりのコンペに参加したことがありました。
規模の大きなコンペでした。
この時にも思ったことがあったのです。
それはなにか?と言えば、クライアントは大きな、デベロッパーで、そこからの依頼でした。
しかも日本でも有数のデベロッパーでした。
わたしの疑問は?
マーケティングスキル、データを持っているクライアントなのになぜ、自分達で、街作りのコンセプトや、街創生の展開をしていかず他社にもとめるのか?
それがわからなかったのです。
その数年前にも、九州の駅ビルの施設のアイデアなどの提案をしてくれと依頼を受けたことがありました。
また、ある時には、古い遊園地を変えて新しいテーマパークに変えるためのアイデア提案を求める依頼もあったことがありました。
一緒に仕事をしていた、研究所の方にに素直に聞いたことがありました。
そしたら、言われたのです。
建設会社は、今までのノウハウ、まず自分達が持っている過去のデータから割り出し、どの土地、どの区画、階層が決まればそこに、その会社の持っているオリジナル施設ピースを入れ込んでいくのを仕事にしている。
それを主な仕事にしているのです。だから、今までにないような新しいアイデア、コンセプトがあまり作れず、それを、関連会社の研究所などに依頼するのです。
勿論、全部が全部そうではないとは思いますが、大方そのようです。
なるほどとわたしは思いました。
なぜなら、わたしがずっと思っていたことがありました。なぜビルを作る時一緒に映像装置を計画したりしないこともあるのか?という疑問でした。
都会のビル、駅ビル、地方ビルにしても、アドボード、看板、デジタルサイネージなどが、最初から計画していることが少なかったからです。
広告会社が後から入れ込むビルを見つけて、そこにデジタルサイネージ、看板、オブジェなどを入れ込んでいく。
それって、ビルを建てる時に最初から計画しないのか?
わたしの疑問はそれでした。
ビルを、あるいはショッピングセンターなどなら、最初から、アドスペース、サインスペース計画をしっかり立てて作っていくのを当たり前と思っていたので、その時は驚いたのです。
勿論、あれから時間も経っています。
いまは、仕組みやシステム変わってきているとは思いますがその時はそうでした。
広告会社もそうですが大きければ大きいほど、なかなか全方位が難しいシステムになっていたりします。
簡単に言えば、組織縦割りの弊害です。
わたしのいた会社も例外ではなかったからです。
会社退職前に、ある提案を会社にしたことがありました。
地方町おこしのために、47都道府県ゲーム提案をした時に言われました。
うちはゲーム会社じゃない?
私はあー、それって何?
これからはそんなものを超えていく時代になっていくのではないのか?
と思ったのですが、大手ほどなかなか柔軟対応していかないのも事実のようです。
仕方のないことなのかもしれません。
だから新しいものはベンチャーから生まれてくるのかもしれません。
ビルや街起こしなども、博覧会や。テーマパークを作っていくように全てをある会社が全体をまとめながら作っていった方が面白いものができると思います。個人でもいいのです。最初コンセプトありきです。
わたしはあるプロジェクトやっていた時に、有名プロデューサーから言われたことを改めて思い出しました。
今回のプロジェクトもそうですが、仕事は、コンセプトを20字くらいで言えないとダメなんです。今やっていることはなんなのか言えないとダメなんです。
それがコンセプトです。そう言われたのです。
世界を幸せにするスポーツ大会
みんなを元気にするイベント
世界中の人に航空世界を知ってもらう展覧会
などなど、わたしは彼に本当に感謝しています。
何かを新しく考えたり、提案する時、大切なのは、総合的に考えていくこととコンセプトワークです。
コンセプトが先にあれば、何がそこにいるいらないが明確になります。
遊園地がいるのか?
いらないのか?など明確になるのです。
今日も聞いていただきありがとうございます。
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