自己分析に悩んだら
読書好き大学生が
自己分析前に読むべき本を紹介します。
就職活動で自己分析で悩んでる方におすすめ!
ということで今回選んだ本は
私とは何か ~個人から分人へ~ (平野啓一郎)
今日はこの一冊のおすすめポイントについてまとめていきたいと思います。
この本を読むに至った経緯
僕がこの本に出合ったのは大学3年生の時。
その頃の僕は就職活動を始めたばかりで、ある悩みを抱えていました。
それは、
就職活動中、自己分析をすればするほど増幅していました。
過去の自分を掘り下げると
・環境によって別人のように振る舞い
・人によって別人のように振る舞い
・家族の前では、家族の前だけの自分
さらに、
友達ごとに少しずつ違うし自分が友達の数だけいろんな自分がいました。
当時これが、本当に悩みでしかなかった。。。
「自分って何なんだろう。」
「一貫性がない自分はダメなんじゃないか。」
「これまで八方美人で生きてきただけなんじゃないか。」
ずっとこんな風に悩んでしまっていました。
(今読んでる人の中にも共感してくれる人がいるかもしれない笑)
まあそんな時に何となくGoogleで
「私とは何か」
と検索をかけました。そこで出てきたのがこの本でした。
この本を読んで
この本を読んで僕は今までの悩みがすっきりしました。
自分はおかしいと思っていたことが
何ら当たり前のことに思えて全く気にならなくなりました。
どうして、どういう解釈で
今までの悩みを解決したのか説明します。
先に結論から言うと
本書の中では”社会の最小単位は個人ではなく分人である”としています。
これは、
”個人”(=自分)は1人じゃないという事です。
もっと簡単に説明すると
・社会>学校>サークル>友達>自分
・社会>地域>家族>兄弟>自分
のように社会はより小さく分けられるものである。
子の最小単位の”自分”
実は、これもさらに分けるられるといっています。
これが本書で書かれる”分人”というものです。
・社会>学校>サークル>友達>自分(=分人)
・社会>地域>家族>兄弟>自分(=分人)
つまり何が言いたいかというと
私たちは自分というものの中に様々な分人を作っているという事です。
環境や相手によってさまざまな分人の中から
その時々で最も適当な分人を使い分けているだけのはなしなんです
しかしこれでは仮の姿を演じているのではないかと
悪いイメージを持たれるかもしれないので、さらに詳しく説明します。
分人はそれぞれがあなたの本当の姿なんです。
それはあなたが一番理解しているはずです。
なぜならあなたは家族の前の時の自分と友達の前の自分が別人のように感じているかもしれませんが、どちらかもしくはどちらも嘘の姿なんですか?
違いますよね。
それぞれの分人が本当の自分で、
その複数の分人をすべて合わせたものが個人となるのです。
また分人は特定の相手と自分の関係の中に築かれるため、
なにも八方美人で偽りの姿なんかでは決してないのです。
この様な解釈をすると
これまでの自分の悩みはすべて解決しました。
過去を掘り下げて自己分析をすると
自分がいろんな分人を持っていることが明らかになる。
これが当たり前なのです。
就活生の先輩としてアドバイスをするとすれば
自信をもって自己分析に取り組んでください。
どの分人もあなたの大切な一部ですから。
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