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非常に人気の高いこの釣り場 ここには多くのへら師達が詰めかける 気になり出すともう寝ていられない 睡眠時間1時間半 私は車を走らせていた 絶対一番乗りと思った到着時刻午前2:10 もうすでに1台の車が暗闇の中に佇む この釣り場は毎夜こんな競争が繰り返される

今朝は4:55エサ打ち開始 3度目の正直なるか? 釣れなくてもこの風景を満喫できるだけで幸せ 混雑する観光地に行かなくても こんなに幻想的な情景に出会える 肌を刺す寒さ 枯れ草と土の匂い 自然のグラデーション 野鳥の鳴き声 野のへらぶな釣りの恩恵

今朝は大きな月と美しい朝日が見られた それが数時間後、冷たい雨の中の釣りに でも大丈夫 防寒着をしっかり着込み 釣り道具一式まで守ってくれる大きなパラソルは持ってきた 備えあれば憂いなし へらぶなが釣れないのはどうしようもないけど

頭の中が一杯一杯になってきたこの頃 大切な仲間の方々からの言葉で自分のワクワクの原点に還る かつてこの場所で凍てつく冬空の下 ヘラブナの微かなアタリを何時間も待ち続けた それだけで、心が整い、まっさらな頭に戻って家路に就いたっけ 私の心にはやはり、この風景が必要だ

4:15釣り場入り まだ夜明け前の暗がりの中、ヘッドランプの明かりを頼りに 先日自ら枯れ草を刈り込んだ土手を降りた 今朝は凍てつく寒さ 水に浸かった長靴の中の足も、竿を握る指先も悴んでいた ウキからも魚の生命反応は伝わって来なかった 釣果0枚 これも野のへらぶな釣り

早朝の電車の車窓から 沿線の桜の並木が見えます 今朝は今にも泣き出しそうな空ですが 適度な湿り気と暖かい空気のお陰で 三分咲き〜五分咲きになっています 快晴の朝は爽快ですが 曇りや雨の日は、ひっそりとして味があります へらぶな達の乗っ込み前線 今はどこまで北上したかな

野のへらぶな釣り 祭り2日目の夜明け 午前2時の地元の川は 生命の躍動に溢れていた この命たちのお陰で 私は人生を楽しむことができる 豊かな自然に感謝

今日から新年度 例年起きる初日のトラブルを見越し ひと足早く行動する すると心に余裕が生まれる 繊細すぎる自分だからこそ 自分を安心させるためにできることがある 電車は起業準備のための動くオフィス この1時間の積み重ねが、自分らしい生き方の実現につながる

いよいよ待ちに待った時が来た 仲間から、へらぶなの乗っ込みの知らせが入った 秋田出張から帰ってきたばかりだが もう居ても立っても居られないほど待ち遠しい でも少しは寝ておかなければ 頭の中では既にこれからの釣り方をシミュレーションしている 1年に一度の祭りを楽しもう

野のへらぶな釣りでは 貴重な1枚を手にするため 釣り場の状況に応じて知識と経験を駆使する 但しそれはそこに魚がいる場合 いなければ頭を切り替えるしかない やめるか、魚が居そうな場所を求めて移動するかだ 人生も同じ 行き詰まったら、諦めずに別の道を歩き出そう

39年前に書かれた本が、こんな綺麗な状態で保存されていた 今朝届いたお宝のおかげで今日一日を乗り越えられた 私にとって生涯のバイブル 今より遥かに過酷な環境で日夜戦っていた当時の企業戦士たちも きっと野で心を整えられたのだろう だからこそ長い歳月の後もこの釣りがある