まだここにヘラ師達の姿はない 3月とはいえ寒い日が続いているから へらぶな達の巣離れももう少し先かな あと3週間もすれば この場所にも新しい命が運ばれてくる 自然の神秘を間近に見ることができる 熱量の上がる場所
様子を見るだけのつもりが 橋の上から川を覗き込むと そこにはへらぶな達の姿 居ても立っても居られず 急遽準備を整えて釣行 「見える魚は釣れない」 というが、まさにその通り アタリが遠く今日はダメかと思った時に この1枚 これだから、野のへらぶな釣りはやめられない
今朝は4:30起床 いつもやりたくても後回しにしていた本「ヘラブナ」を読み始める 起業のための作業も重要 でも、その元になる野のへらぶな釣りの事を後回しにしては 自分は何のために起業したいと思ったのか 原点回帰 人に喜んでもらう前に自分が楽しくないと
昨夜、何故今までのキャリアを捨てて野のへらぶな釣り傾聴師の道を歩もうとしているのか 夜道を3時間歩きながら今一度振り返ってみた 脚がクタクタに疲れるほど歩いて、そして考えた 自分の軸は、1年半前に人生を振り返った頃からぶれていない やはりこれが根っこか そう確信した
昨日は風の強い一日と分かりつつ天気予報と相談 日の出から3時間ほどなら風も弱いと読んでお目当ての場所へ 一昨日の活気はどこへやら。広いフィールドに釣り人は自分一人 孤独は自分にとって寂しさではなく、むしろ望むところ 早起き出来た人だけが頂けた贈りもの
39年前に書かれた本が、こんな綺麗な状態で保存されていた 今朝届いたお宝のおかげで今日一日を乗り越えられた 私にとって生涯のバイブル 今より遥かに過酷な環境で日夜戦っていた当時の企業戦士たちも きっと野で心を整えられたのだろう だからこそ長い歳月の後もこの釣りがある
桜の花も散り始め、そろそろこの川の乗っ込みも終了かな。 この2週間ほど、楽しませてくれてありがとう。 この景色と へらぶな達のお陰で私は様々なしがらみから解放され、心の癒しを得ています。