福島原発事故調査

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(続き)両事故調は、ステーション・ブラックアウト(拙著『原発のどこが危険か』参照)や津波対策の歴史的経緯の考察さえしておらず、歴史的事項に対する調査・判断能力がなく、東電の事故調査報告書を下敷きにした追認主義で、その程度のことが、世の中で、分からないとでも思っているのだろうか。

福島原発事故調査で、税金が使われたのは、国会事故調(公表費用20億円)と政府事故調(非公表費用40億円)で、両者とも、費用の割に成果がなく、調査・検討成果のオリジナリティはゼロ、何をしていたのか、問題は、国民がそれらに対し、評価能力がないことであり、世の中は、正常に機能していない