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我が国の悪弊と国会の可能性 〜記録と検証〜

2か月前

結局、福島事故については、20億円費やした国会事故調も(公式発表値)、40億円費やした政府事故調も(国会事故調との調査期間の比較から推定した値)、事故原因の本質には、たどり着けず、東電事故調を下書きとしたまがい物の事故調報告書であり、何もオリジナリティは、ありませんでした。

11か月前

研究ノート 国会事故調(黒川 清委員長)の「事故調査報告書」は、「規制する立場とされる立場の「逆転関係」が起き、規制当局が電力事業者の「虜」になっていた」(2012年7月6日付朝刊)と指摘し、いっぽう、政府事故調(畑村洋太郎委員長)の「事故調査報告書」は、「原子力災害のように被害が大きいものは事故の発生確率が低くても対策を取る防災思想の転換が必要」(2012年7月24日付朝刊)と強調しましたが、両者とも私の研究成果の盗用で、以下、学術論文を基に、そのことを論証します

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(続き)両事故調は、ステーション・ブラックアウト(拙著『原発のどこが危険か』参照)や津波対策の歴史的経緯の考察さえしておらず、歴史的事項に対する調査・判断能力がなく、東電の事故調査報告書を下敷きにした追認主義で、その程度のことが、世の中で、分からないとでも思っているのだろうか。

福島原発事故調査で、税金が使われたのは、国会事故調(公表費用20億円)と政府事故調(非公表費用40億円)で、両者とも、費用の割に成果がなく、調査・検討成果のオリジナリティはゼロ、何をしていたのか、問題は、国民がそれらに対し、評価能力がないことであり、世の中は、正常に機能していない

(続き)福島事故調のひとつの国会事故調は、税金20億円を費やし、報告書をまとめましたが、例の元エンジニアを委員とし、例の復水器問題の問題提起をしましたが、まったくのデタラメな内容であり、素人事故調の歴史的敗北でした。国民をだましてはならない。

福島事故後、国会事故調委員会委員長の黒川清さんは、事故調査報告書に、キーワードとなる「規制の虜」を記し、その分析視点が、オリジナルと誇示したものの、実は、私が科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」に投稿し、掲載された原著論文のオリジナルな規制モデルのパクリでした。

(続き)この国の無策を告発すれば、福島事故事故の国会事故調には、税金が20億円も費やされ、公開されていませんが、政府事故調の費用は、調査期間から推定すれば、40億円となり、国会事故調と政府事故調とも、費やした費用の割に、調査内容に、オリジナリティがなく、詐欺的調査報告書でした。

福島事故後、五つの事故調が発足し、それぞれ特徴的報告書を公開したものの、東電以外のすべてに共通する事項は、①東電報告書の批判的検討に留まっていること、②日本の地震学のレベルと欠陥に触れていないこと、③安全審査時の地震・津波評価の間違いの原因に触れていないこと、など。

Trovatoreさんから、「黒川さんは、桜井先生の「逆ピラミッド論」を全く知らなかったのでしょうか。それとも、知ったうえで知らないふりをしてパクリをやらかしたのでしょうか」なるコメントありました。私の原著論文は、はるか前に掲載され、委員や事務局や本人も、知っていたと思います。