所長、流れ落ちる汗をものともせず、何食わぬ顔で立ち上がり、さも只今気がついたように、奥さまのほうに顔を向け、やあよしこどうしたんだ珍しいな会社にくるなんて、と言えば、奥さまも極めてナチュラルに、たまにお邪魔してみればあいかわらずああた人様のお嬢さんにご迷惑を、と返す。
よしんば所長奇癖の持ち主なりとても日々の罵倒は職場の平穏のため、この財布は千円札で順調に太りゆき、本名みねたろうのところ、小女おみねとして、叱りつけるわたしの奥さま口調はますます苛烈に暢達に、ところがある日所長の奥さまが気まぐれに営業所に寄って地べたに正座の夫をみた。
埃っぽい真夏の田舎町、バスの終点にある営業所、定年間際のおじさん所長と、高卒3年目のわたしだけが運転手たちに判子ついて電話番。所長、冷たい冷たいコーラの缶と一緒に千円札1枚わたしの机に置いて、「2分間、罵って。」って言うから、「よしきたこのズベ公!」からの2分間罵倒。
面倒ごとは御免なんでしょ、いいわ泣き寝入りしてあげる。その代わりといっても、わたし内申書はこれ以上盛るとこなんてないし、慰謝料代わりに給食費減免なんて芸当、公立じゃ無理ですよね。だったらせめてもっと凝ったプリント出してよ。授業の評価も上がって、先生も一挙両得ですよね。
バスに乗ってパンを買いにいって、着いたバス停で財布を忘れたことに気付き、都バスIC一日乗車券を買って、バスで一旦家に帰り、財布をもってバスに乗って、パンを買って、バスに乗って北上してJRの駅まで行き、JRで2駅先まで乗って、ごはん食べて干物買って、またバスで帰宅。すっかり日焼け。
3日前に7号鉢に蒔いたベビーリーフがどんどん発芽しているのをみて、どうしよううちで食べきれないくらい穫れてしまったら、農協さん通して出荷するのかしらとか口走っていた。
保存容器の底から、スライスオニオン、ハムの細切り、トマトの乱切り、きゅうりのしりしり、と詰めていって、バジルとオレガノのサラダソルトを振って、最後にバジルの葉をちりばめたのを蓋して冷蔵庫にしまっておいた。夕飯時にはマリネっぽいサラダになっているだろうか。
朝顔の蔓に蕾が幾つもついているのを発見して、うれしいのが半分と、軽くおののくのが半分。去年の朝顔の鉢に、他の鉢植えに給水するついでに、春先から水を含ませていたらふかふかしたので古い茎を抜いて、残っていた種を埋めただけの鉢なのに、もう咲こうとしている。昨日、蒔いた種もあるというのに
配達日時を指定せず、自分たちのためだけに長崎に注文したカステラ、大村郵便局に着いてからの動きが不明だったところ、ただいま新東京郵便局に到着。今晩、食べられるかなあ。※タグは「京兎銭兎」だけど、筆者の住まいは東京です。
甲類焼酎に、ハーブを漬け込んで気付けに使えるくらい、匂いの強いのを作ろうかと思ったけれど、冷蔵庫の隅に20年ぐらいボンベイサファイヤが眠っているので、それでいいかと。
すもも酒、きのうの昼に漬けた。奄美大島のガラリというすもも20個に、甲類焼酎800ml、甜菜のグラニュー糖を500gで。漬けるはいいが、浸かるもいいが、いつも余る、と電話でハハに云えば、みんなそうよ梅の季節になればいくら古漬があったって容器工面して漬けるものなのよ毎年そうなの、と
奄美すもも(ガラリ)が届いたけれども、このごろ疲れやすくて、昨夜も早寝して、起きてすいか食べて、また寝てしまったので、まだすもも酒、漬けていない。今日の日中にみっしり漬ける。瓶と焼酎と砂糖は用意してあるから。
「あなたが死んだら、わたしは悲しい。」よりも、「死んだら、困る。」のほうが、もしかしたら現世に引き留める力が強いんじゃないかって、思う。
文庫本5、6冊と、きんきんに冷えた缶ビールにウィスキーの水割り缶、つまみはいらないから果物少しもって、寝台特急のB寝台で田舎へ帰る。読んで読んでいつのまにか寝て、朝になったら手前の駅で乗ってきた弁当のワゴンから朝ご飯を買って、食べてうつらうつらして、終点。
はてなの「ビークマ」という、ゆるいほうのはてなブックマークが2018年6月12日をもってサービスを終了していた。それに13日になってから気がついた。おとぼけ顔の白クマは逐われ、そしてまた殺伐としたブクマの荒野が拡がるのだった。
やまとうたの下の七七だけ聴かされて、このうたの詞書を唱えよと迫られる圧迫面接。
あした、奄美すもも(ガラリ)が届くから、甜菜のグラニュー糖と「果実酒の季節」という名の甲類焼酎とで、すもも酒に化けさせる。そのためには、2リットルの梅サワーが入っている瓶を空けて洗って消毒しなければならない。果実酒、旨いけど甘いからなかなか減らない(でも漬ける)。
10年前にダイソーで買った白い化繊のカーテン、洗って干して縫って補強してカーテンクリップフックで挟んで、結局、またカーテンレールに架けてしまった。