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昭和12年春、内弟子として田河水泡先生の所へ行っていたマチ子が、戻ってきた! どうしてもホームシックが治らず、です。先生もマチ子に仕事は斡旋して、変わらずサポートは続けられます。久々に母娘4人揃い、マチ子は子供のようにお母様に甘える。これほど微笑ましいシーンがあるでしょうか。

マー姉ちゃん、第56回。編集者の塚田と、大作家・菊池寛を訪問。持ち前のバカ正直さから、塚田もヒヤヒヤする発言を繰り返すマー姉ちゃん。しかし意に介さない菊池先生は、タッグを組むことにして、さっそく新年号用のグラビア写真を撮らせる。頑固なようでおおらかな人物のようです。

マー姉ちゃん、9週目まとめ。これまで全部録画出来てますが、ディスクへの落とし方もよく分からない機械音痴。どうなりますことやら。第49回は、茜さんとのやりとりからでしたね。カフェーの女給なんてどうかしら。挿し絵の仕事を貰えるよう、頭下げられる? 親身に相談に乗ってくれる友達です。

マー姉ちゃん、第45回。福岡のお千代ねえやに気づかう手紙を出したマー姉ちゃん。三郷美容室では千人針を一針。ただ、この後、(外国人のやる)パーマネントはやめましょう、と婦人会の人々が押し掛けてきます。

福岡から捕鯨船に乗ったはずの天海朝男が父親の魚屋を継ぐために、東京へ戻ってきて、ご挨拶に。それぞれ色々あるけれど、活気ある人間模様の中、このドラマはいつも笑顔が絶えませんね。

今回は久々、エンディングに曲がかかり、出演者のクレジットが出ました。最初の頃聴いた岩崎宏美さんの歌は、長らくかかりませんね。

マー姉ちゃん、第43回。昭和13年秋、でしたっけ。あのヨウ子ちゃんが別人のように大きくなって……。いや、別の人、早川里美さんが今回から演じられます。三郷のおじ様、と甘えていたあの子供らしいヨウ子ちゃんは、もう過去のもの。我らの日々もかくのごとし、です。

お母様も教会で話し込み、マー姉ちゃんは上野の美術館にどっぷり。そうしてる間にヨウ子ちゃんは新しい学校からの帰り道で迷子に。

マー姉ちゃん、5週目。42年前の、実際の5週目初日は、4月30日。日記には「病院坂の~」の前売りを河原町まで買いに行った、とあります。京都宝塚です。学校から帰ると方々出歩いてたみたいです。インベーダーゲームやって、つまらなくてすぐやめた、とも。覚えてます。全くはまらなかったです。

「手のひらは小さなシャベル」、背景が変わってましたかね。宇宙や地球の年齢に比べると、人が生きてる間なんてアッと言う間。駆け抜けて、笑って泣いて、心豊かに満たされて、感謝と共に一生を終えたいな、とつくづく思います。マー姉ちゃん、有り難う。

連続テレビ小説「マー姉ちゃん」、42年ぶり再放送。

「タラタラしてんじゃね~よ」メジャー42年ぶり優勝!! 渋野日向子

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マー姉ちゃん、いつも有り難う。いったんサヨナラです。

お母様と三姉妹とで、お便りが来る度、賑やかに笑い合う光景が、いつも微笑ましく、心なごみます。さて、個人的なことですが、しばらくの間入院することとなり、58回連続で楽しんできたマー姉ちゃんとも、いったんサヨナラです。でも、また逢える。明るさと元気をいつも有り難うございました‼️

時代は厳しくなってゆく頃ですが、庶民の人情は変わりありません。昭和のいつ頃まででしょうか。家族やお隣さん、ゆかりのある人達と、ご馳走を囲んで語り合い、喜び合うことが、ごく普通のことだったのは。ホントに良い光景です。

マー姉ちゃん、第58回。女性倶楽部のグラビアを菊池寛先生と並んで飾ったマー姉ちゃん。祝宴はまだまだ続き、お寿司も15人前来てしまう。マー姉ちゃん、いつもの機転で、お寿司屋さんを褒め、贔屓にするから、と月末一括払いにしてもらう。いつも楽しい綱渡りです。

マー姉ちゃんが、菊池寛先生と女性倶楽部の巻頭グラビアに登場。菊池寛先生の新連載に、挿し絵を描くのです。お母様、マチ子、ヨウ子は元より、ゆかりのある人たちが続々と集まってきてお祝い、大喜び。微笑ましいひとときです。

嫌なことを吹き飛ばすように、マー姉ちゃんが女性倶楽部のグラビアに菊池寛先生と並んで登場した号が発売。新進女流挿し絵作家としてのスタートです。

師匠の田河水泡先生が引っ張られたことに怒り心頭のマチ子。物書きに、自分達の都合の悪いことは一切書かせないことが許せないのです。お母様はまだ権力者の強引さを実感できてない感じですが。

マー姉ちゃん、第57回。田河水泡先生が憲兵隊に引っ張られた。「のらくろ」はけしからん、とあれこれ言いがかりをつけられ、戦意高揚となるものを描くように強要される。何とか帰してもらえましたが、この時代の辛くて嫌な場面です。

あの菊池寛先生の新連載に挿し絵を描くことになったマー姉ちゃん。熱を出してしまいます。天海さんとこは、鯉の生き血のサイダー割りを勧め、大家さん姉妹は、卵をベースにした何らかの飲み物を口元へ持ってこられ、両方の匂いで更に目を回してしまいます。

菊池寛先生訪問から、トントン拍子にコトが進んだものの、目を回して帰ってきたマー姉ちゃん。心配して待っていた家族も皆さんもオロオロするばかり。

9週目のラストは、岩崎宏美さん「手のひらは小さなシャベル」がかかりましたが、10週目の始まりは、エンディングに曲がかかり、出演者のクレジットが。いい頻度で、何か心なごみます。

連日、菊池寛の作品群を読み込んできたマー姉ちゃん。編集者の塚田は、担当雑誌に新連載が始まる菊池寛に、マー姉ちゃんを組ませようとしていて、これからご挨拶に、と告げる。そんなこと夢にも思わなかったマー姉ちゃんは狼狽えるばかり。着物を着替えたい、頭もセットしたい、と落ち着きません。

マー姉ちゃん、第55回。福岡のトミ子さんから、結婚写真が送られてきて、お母様、マチ子と感慨深く見るマー姉ちゃん。行けなかったマー姉ちゃんに同情するマチ子ですが、お母様は、あなたの時にはトミ子さんに来て貰えばいい、と涼しい顔。藤田弓子さんだからか、憎めないキャラになってますね。

岩崎宏美さんの「手のひらは小さなシャベル」、良い曲です。微笑ましいカットのあれこれが、昭和の時代の空気を蘇らせてくれます。戻り来ぬものばかりですが、頑張ってこの先を突き抜けて行けば、先回りして温かく迎えてくれるものたちなのかもしれません。

先日、岩崎宏美さんのエンディング曲はしばらく聴いてないな、と描きましたが、今日かかりました。色んなカットのうちで、これは川か海か、丁度昭和54年頃に放送されてた、よみうりテレビの天気予報(玉姫殿提供)で、びわ湖のこんな絵があったのです。ただ、それだけのことですが(苦笑)。

マー姉ちゃん、せっせと挿し絵の仕事をこなしてゆきますが、編集の塚田さんは、菊池寛の小説を読むように勧めます。マー姉ちゃんを一流の女流挿し絵作家にしようと思ってるのです。挿し絵を描かせて貰うとはまだ思わず、菊池寛作品を読み、多大に感情移入するマー姉ちゃんでした。

マー姉ちゃん、第54回。9週目ラスト。お引っ越しも一段落。棟梁さんたちが、不便なとこ直してあげると、お仕事じゃなく、馴染みの人情で来てくださいます。この後、大家さんの前島ご姉妹もやってきて、うちも見て下さい、となるのですが。結局磯野家の明るさに、お化けは出ませんでした。

2階の窓からは武蔵野の雑木林が広々と見えるそうです。絵を描くには良い環境だと三郷さんは言われる。お引っ越しのお祝いと、蓄音機を引き取ったお金をマー姉ちゃんにそっと渡される。写真館の頃から、ホントに良い人。世間の常識にとらわれない磯野家を応援し、光のようにも思ってられるようです。

お引っ越しの手伝いをしていた酒田のウメお婆ちゃん、ご近所さんから、この家の縁起の悪い話を聞いて、目をまわす。ところが、当の磯野家の誰もが、そんなことを気にしていません。幽霊なんていやしませんよ! ポジティブです。

マー姉ちゃん、第53回。天海さんの隣へ引っ越してきた磯野家。また皆さんお手伝いで賑やかこの上ない。そこへ、大家さんの前嶋さん姉妹がアップルパイを焼いて持って来られました。三郷美容室はパーマネントを婦人会の人に咎められましたが、アップルパイも洋モノだし贅沢ではありますね。

三郷のおじちゃんを慕い、お泊まりに行ったけど、心細くなって帰ってきたエピソードなど、微笑ましく、もはや懐かしい。このドラマももう三分の一が放送されました。つくづく温かい、良いドラマだと思います。

急遽決まったお引っ越し。この後、寝耳に水の酒田燃料店の大将が、おウメお婆さんと血相変えてやってきます。それより、おおっ、引っ越し作業を後ろでしてるのは、三郷のおじちゃんとヨウ子ちゃん。三郷さんと大きくなったヨウ子ちゃんとは、初めての顔合わせで、何とも感慨深いです。

マー姉ちゃん、第52回。マー姉ちゃんが福岡に行かない、と聞いた天海さん、磯野家の大変な事情を聞いて、早速となりへ引っ越してくるように勧める。広いのに家賃はただ同然。しかし、そこにはやはり理由がありました。それでもマー姉ちゃんとマチ子は動ぜず、引っ越しを決意します。

一家全員が知ることとなった、磯野家の金庫残高ゼロ問題。マチ子は怒りが収まらないのですが、マー姉ちゃんの最初の原稿料をも、いざとなれば寄附にまわす気満々のお母様。懲りません。そもそも懲りるような人なら、お金が底をつくまで寄附して来ないのです。

陽談社のお仕事を何とかやりとげ、稿料も手にしたマー姉ちゃん。実は、編集の細谷さんから話を聞いていた田河水泡先生、マー姉ちゃんを呼び、他にも色々と紹介して下さる。女流挿し絵家なんか殆ど居ないんだから、と応援して下さいます。相変わらず親切な先生です。

マー姉ちゃん、第51回。おウチのお金が終わってしまったことを知らないのは、マチ子だけ。玄関前を箒ではいていると、お巡りさんが。お母様が落とした空の通帳を渡されて、初めて事の次第を知る。それにしても、お母様、落としますかね、通帳を(苦笑)。

クレジットに山口崇さんの名前が見えたので、どのように出てこられるのか、と思ってましたが、マー姉ちゃんの回想部分でした。チャンスの神様には前髪しかないという、あのエピソード。でも、あれはお座敷で言われたはず。回想用に、新しく撮られたものでしょうか。ああ、三郷写真館が懐かしい。

陽談社の受付で食い下がってると、田河水泡先生担当の細谷さんと会い、編集の塚田さんに挿し絵のサンプルを見て貰えることに。ちょうど穴があきそうになってる所があり、数日内に出来るか、と問われるマー姉ちゃん。やるしかありません。

マー姉ちゃん、第50回。おウチを支えるために、お仕事を探すマー姉ちゃん。出版社を回り、挿し絵が描ける、とアピールするものの、なかなか編集者にも取り次いでもらえません。

トミ子さんの結婚式へは行かず、絵は送ることにしたマー姉ちゃん。けれど、何も知らないマチ子は、風邪なら、二等寝台で行けば良い、と無邪気。お母様とマー姉ちゃんの話を立ち聞きしてしまったヨウ子は、お金のことを知ってるから、マー姉ちゃんを行かせない方に話を合わせます。これもまた切なし。

マー姉ちゃんがキャンバスに向かってるこの構図が、いつも美しくて、見惚れます。トミ子さんのために描く結婚のお祝い。絵筆を手にすることはもうないかも、という状況が切ないですね。

マー姉ちゃん、第49回。お金が終わってしまった磯野家、マー姉ちゃんは茜さんにお仕事の相談に行く。手っ取り早いのは水商売、だけど、あなたは何のために画塾に通ったの? 、ということで、挿し絵の仕事などがあるかどうか探すようにアドバイスを受ける。「私の東京」と「青春」の良き友情です。

マー姉ちゃん、8週目まとめ。茜さんとの再会、この4年間の事ども、見直すと切ないですね。また、この後、福岡の親友・トミ子さんの結婚に狂喜乱舞、結婚式への出席に思いを馳せるものの、おうちのお金が終わってしまう事態となり、それもほろ苦いこととなります。

お金が終わってしまったにも関わらず、お母様の方が落ち着いています。「神様を信じて全うに暮らせば、やもめとみなし児の家の粉は尽きることがない」。何とかなると思っておられるのです。マー姉ちゃんは、福岡行きをやめ、明日の糧のため、仕事を見つけねばなりません。長女は大変です。

福岡へトミ子さんの結婚式へ行き、お千代ねえやを暫くこちらへ連れてくる、と無邪気に考えていたマー姉ちゃん。しかし、お母様から現実を突きつけられます。貯蓄がなくなってしまったのです。そりゃ、あれだけホイホイと寄附していたら、いつかそうなります。えらいことになりました。

マー姉ちゃん、第48回。福岡のトミ子さんが結婚するので、絵をプレゼントしようとするマー姉ちゃん。マチ子と昔の思い出を語り合ってるうちに、トミ子さんとの友情旅行へマチ子とヨウ子が乱入した一コマも出てきました。回想部分ながら、平塚磨紀版ヨウ子が再登場。微笑ましかったですねえ。

マチ子の兄弟子、均ちゃんが磯野家を訪ねてきます。思いを寄せるマー姉ちゃんのお嫁さん事情をそれとなく探りに来たのです。それにしても女ばかり四人の一家の賑やか、華やかなこと。均ちゃんの持ってきた大きなキンツバをいきなりパクリと口にするマー姉ちゃん。昭和の家族の匂いがそこにあります。

マー姉ちゃん、第47回。茜さんと4年ぶりの再会。信彦さんとは引き裂かれ、精神病院に一年閉じ込められていた、と壮絶な話を聞かされる。でも、あの頃は若くて楽しかった、と画学生だった頃のことなど淡々と振り返られる今の茜さん。マー姉ちゃんにとっても、「私の東京」が泡のように消えたのです。