2021年日本を動かす21人

藤井聡太君はすでに棋士として完璧に近い|谷川浩司九段

「君たち、悔しくないのか」 2018年、第11回朝日杯将棋オープン戦。当時まだ中学生だった藤井聡太五段の優勝を受け、谷川浩司九段(58)は他の参加棋士たちに奮起を促した。 史上最年少の14歳2ヶ月でプロ入りするやいなや、数々の新記録を打ち立ててきた藤井氏。2020年は最年少での二冠(棋聖、王位…

M-1で優勝できなかった「かまいたち」が勝者になった理由——松本人志の1票で成仏した2…

2021年に飛躍を遂げる芸人は誰か。「霜降り明星」や「ぺこぱ」ら「第7世代」と呼ばれる若手が席巻するお笑い界にあって、結成17年目の中堅コンビが注目を集めている。/文・中村計(ノンフィクションライター) 荒唐無稽なネタに説得力を持たせる技術 「UFJ」に行ってきたと言いながら、ゾンビが登場…

「みんなNetflixへ行けよ」 映画監督・武正晴が『全裸監督』で得たもの

2016年『百円の恋』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した映画監督、武正晴(53)。どん底から這い上がろうとする人物描写に評価が高い。Netflixが配信するドラマ『全裸監督』ではアダルトビデオ界の風雲児・村西とおるをモデルに描き、世界的な大ヒットを収めた。2021年にはシーズン2の配信も予定さ…

「コープさっぽろ」ビジネスと社会貢献を両立する理想のCSV経営

アメリカのビジネススクールを経て現在、早稲田大学ビジネススクールで教鞭をとる入山章栄(いりやまあきえ)教授。グローバルな経営戦略に精通する経営学者が推薦したのは、地域に根差した生活協同組合のトップだった。 ビジネスと社会課題の解決との両立 入山教授(早稲田大学ビジネススクール) …

蒔田彩珠・野生動物の匂いをまとう天才女優|河瀨直美

カンヌ国際映画祭をはじめ世界各国で高い評価をうける河瀨直美監督。そんな彼女が「世界的な才能」と絶賛するのは18歳の新進女優だ。 河瀨氏(映画監督) Photographed by LESLIE KEE 是枝作品の常連 野生動物のような演じ手に出会った――というのが、映画監督としての私の実感です。 2018年、映…

中小企業を勝利に導くアトツギベンチャーの伝道師・山野千枝|藤吉雅春

世界40カ国で発行されるビジネス誌フォーブスの日本版「Forbes JAPAN」の編集長藤吉雅春氏は3年前、「アトツギベンチャーの伝道師」と呼ばれる山野千枝さん(51)と出会った。彼女が語ったのは後継者不足に悩む中小企業の「勝ち方」。その後、瞬く間に彼女は全国区になった。/文・藤吉雅春(Forbes JA…

「教育格差」を証明したエビデンス主義の体現者・松岡亮二という男|出口治明

立命館アジア太平洋大学(APU)学長の出口治明さんがその活躍を期待するのが、昨年7月、『教育格差』を著した松岡亮二氏(早稲田大学准教授)。市民権を得たものの誤解や思い込みの多い「教育格差」について、松岡氏は膨大なデータと向き合い、その実態を明らかにした。 日本の教育でエビデンスは軽視…

荒磯親方が語る井上尚弥の強さ 「無敗のまま、世界最強になる男」

2019年1月に土俵を去り、現在は後進の指導に加え、大学院で研究に励む荒磯親方(元横綱稀勢の里)。そんな彼が目を輝かせて語るのは、ボクシング世界王者の井上尚弥(27)のファイティングスタイルだ。 日本ボクシング史上最強と評される井上は、高校生初のアマ七冠というキャリアを引っ提げて2012年…

量子コンピュータの世界第一人者・古澤明の“凄さ”|竹内薫

第4次産業革命のキーワードとしていつもあがるのが、人工知能、モノのインターネット、5G(6G、7G)、そして量子コンピュータである。このうち前の3つは、さまざまなところで解説されているし、なんとなく概要がわかっている人が多いだろう。だが、最後の量子コンピュータはどうか。コンピュータはいい…

「予測不能の凄いストーリー展開です」広瀬アリスさんが今注目している漫画は?

女優の広瀬アリス(25)は芸能界随一の漫画好きだ。自宅には1000冊を超える漫画本を収納する漫画部屋があるほどで、ロケには数十冊の単行本を持っていくこともあるという。 恋愛漫画には興味がなく、好きな漫画は「人間の悪いところもちゃんと描いていて、ダークで人間臭いもの、独自の世界観があるも…