■FURUHATA LOVES COLUMBO 古畑任三郎「黒岩博士の恐怖」:古畑が犯人が業務で行うことを「検死」と言う度に犯人に「検案」と訂正される。 刑事コロンボ「歌声の消えた海」:コロンボが乗っている船のことを「ボート」と言う度に船長に「汽船」と訂正される。
しらゆきひめ【白雪姫】今泉は、おみくじ連続殺人事件は、この作品に登場する7人のこびとになぞらえたものと推理した。パジャマ姿の被害者は「ねぼすけ」、内科医である被害者は「先生」、怒りっぽい性格の被害者は「おこりんぼう」、そしてオーバーオール姿の太った被害者は「ごきげん」とのこと。
あたりめ 黒岩博士が研究室で酒の肴として食する物。黒岩博士自ら「ポイント」だという特製のタレに漬け込んである。石綿の金網に載せ、下からアルコールランプで炙り、シャーレに取り分け、マヨネーズを付けて食する。これが大嫌いな古畑は、自分もこれが大好きだと嘘をついて黒岩博士に付き纏った。
へんしたい【変死体】東京都内で1日に約30体見つかるもの。待機している約5名の監察医が1人あたり5体から6体の検案をする。先に出勤してきた監察医が早い者勝ちで担当するこれを選ぶが、皆遠い場所へは行きたがらないので、見つかった場所への距離が担当対象を選ぶ基準になるという(春木談)。
バリトンホテル 鴨田巌がベルボーイとして勤務していたホテル。向島音吉が警視庁を退職した後、警備員として就職した。「おみくじ連続殺人」の現場のひとつであり、地下駐車場ではイチローと郡山繁とのデスマッチも行われた。
ファミリーレストラン【family restaurant】①幡随院大に届いたFAXの脅迫状で行き先として指定された場所の一つ。「環八沿いの―」。②古畑、今泉、西園寺が「おみくじ連続殺人事件」に関する打ち合わせをしていた場所。花田が働いている。
おみくじ【御神籤】①向島巡査の妻が作ったクッキーに埋め込まれているもの。「―クッキー」。②黒岩健吾が、自らが検案した死体の肛門に詰めたもの。何者かの犯行声明かのように思わせることで、自然死も殺人のように見せかけた彼の所業には理由があった。