財務諸表から話題企業を追う

時代に合わせ変身 ショッピングセンター型店舗へ転換
利益急回復する丸井グループ
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時代に合わせ変身 ショッピングセンター型店舗へ転換 利益急回復する丸井グループ

売上急落の背景は新会計基準の導入 創業時から小売と金融サービスを展開 2015年頃、大手百貨店の三越伊勢丹HD、Jフロントリテイリング、高島屋は、年間売上1兆円前後で鎬を削り、丸井グループは4000億円台という構図であった。ところが、このところ丸井Gの売上は2000億円台(図表1)。上場小売業の中では50位あたりに沈む。その背景を知らなければ、投資家は見向きもしなくなるだろう。丸井Gの売上が「大きく減った」のは16年3月期に新会計基準を導入したためである。会計基準の変更による

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上場に向かうあの会社の実力度 東京圏の交通ネットワークのつなぎ役
地下鉄一筋の“東京メトロ”
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上場に向かうあの会社の実力度 東京圏の交通ネットワークのつなぎ役 地下鉄一筋の“東京メトロ”

 東京地下鉄(愛称東京メトロ)は、特殊法人の営団地下鉄(帝都高速度交通営団)が2004年に民営化されて誕生した特殊会社である。国が53.42%、東京都が46.58%という出資比率が維持されてきたが、今年7月の交通政策審議会によって、今後、株式を売却・上場し完全民営化に向かわせることが答申された。  同社は1927年に日本初・東洋初の地下鉄営業(浅草・上野間)を開始した会社の流れを汲み、交通量の多い東京区部とその周辺を営業区域としている。1941年に地下鉄会社2社を統合して「

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電子部品トップに 独自製品の開発を支える一貫生産体制
営業利益率で圧倒する村田製作所

電子部品トップに 独自製品の開発を支える一貫生産体制 営業利益率で圧倒する村田製作所

電子部品メーカーのトップに立つ 積層セラミックコンデンサの世界トップメーカー、村田製作所がじわじわと収益を伸ばしている。リーマンショック後の売上げ減少を経て、回復基調に入った2011年(3月期)から21年の10年間に、村田の売上高は2.6倍に膨らんだ。電子部品大手の日本電産(精密モーターなど)、京セラ(セラミック関連など)、TDK(磁気ヘッドなど)に比べると、11年時点では村田の売上は最も小さかったが、21年には僅差ながら初めて4社のトップに立った。営業利益も大きく増え、営業

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職人に鍛えられた品質と価格を縦横無尽に
ユニクロさえ脅かす“みんな”のワークマン👕

職人に鍛えられた品質と価格を縦横無尽に ユニクロさえ脅かす“みんな”のワークマン👕

🔸「俺たちのワークマン」の変身!  「行こうみんなでワークマン!」とコマーシャルで職人たちに歌いかけていたワークマンの、変身急だ。作業服専門からアウトドアウェアやスポーツウェア、さらに女性ファッションにも展開。業績も大きく伸ばしている。  ワークマンは、群馬県伊勢崎市で食品や生活用品を販売していた「いせや」の作業服コーナーが独立。1980年に1号店を開店し、「作業服及び作業用品の専門小売業」として会社が設立されたのは1982年。バブル期の旺盛な建設需要を背景に作業服の売上げ

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リモートワークの波をつかむ
小売業の「勝ち組」ニトリHD

リモートワークの波をつかむ 小売業の「勝ち組」ニトリHD

🔸コロナ禍だからこそ     「お、ねだん以上。」に注目  新型コロナウイルスによる感染症拡大は、小売店の店舗営業を直撃している。ただ、大手小売各社を比べると、営業時間の短縮具合、取扱商品の違い、出店地域の違いなどによって、明暗は分かれている(図表1)。  こうした中で、ニトリホールディングスは売上げを伸ばしている勝ち組の代表格だ。外出制限によって在宅時間が増えたおかげで、ニトリが扱う家具・インテリア用品へのニーズが高まったからだ。  ニトリHDは、家具・インテリア用品の

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海外巨人と比べれば小粒だが
利益率では遜色ないテルモ

海外巨人と比べれば小粒だが 利益率では遜色ないテルモ

体温計からスタートし100周年 テルモは、体温計の国産化を目的として1921年に設立された。現社名は体温計のドイツ語「テルモメーテル」に由来する。今日では、医療機器の大手メーカーとして、幅広い領域の製品・サービスを提供しているが、医療機器を診断機器と治療機器に分けると、テルモは治療機器メーカーに位置づけられる。  現在、事業は3つの部門に分けられる。第1は、心臓血管部門。カテーテルシステム、脳血管内治療関連、人工心肺システム、心臓血管外科手術関連等である。この部門がテルモ全

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衰退した大手家電メーカーは何思う  目の付け所が現代にマッチ「高級生活家電」
日本のお家芸復活を牽引するバルミューダ

衰退した大手家電メーカーは何思う  目の付け所が現代にマッチ「高級生活家電」 日本のお家芸復活を牽引するバルミューダ

アップルと同じ経営スタイル 海外販売にも注力 バルミューダは、昨年12月にマザーズに株式を上場したいわば新参者である。しかも、創業者である現社長がたった1人で2003年に仕事を始め、株式会社になったのは11年だ。同社の売り物は、高い機能やしゃれたデザインの高級生活家電=プレミアム家電である。  家電製品の国内市場はすでに買替中心の成熟市場となっており、人口減少とともに市場は長期的には縮小すると思い込んでいたかつての家電メーカーは次々に事業を諦め縮小。分野によってはダイソンや

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