ミニショベルの世界基準を創り出す 営業利益率10%台をキープする竹内製作所
売上のほとんどが欧米向け輸出
竹内製作所(以下、竹内)は、土木工事でツルハシ代わりに使うミニショベルの世界基準を創り出したメーカーである。長野県北部の工場で小型建設機械を一貫生産し、そのほとんどを欧米向けに輸出している。1963年に長野県に設立された当初は自動車部品メーカーの下請けだった。
そこからの脱却は1971年、この年に超小型の掘削機、ミニショベルを開発し生産を開始した。数十tクラスの大手のショベルに対して、竹内のショベルは2tと小型で、360度全旋回型の超小型ショベル市場を創り出した。