慶長11年(1606)4月28日は家康が武家の官位叙任は将軍の推挙によるべきと奏請した日。戦国時代は権威づけや領国支配の正当性のため各地の大名が朝廷に献金して官位を求めるなど直接交渉する例が増加していた。家康は武家統制に朝廷の介入をさせないように叙任権は幕府が握る措置をした。
天正13年(1585)10月7日は千宗易が正親町天皇より「利休」の居士号を勅賜された日。秀吉が関白に叙任された御礼として前例のない宮中茶会を開催。秀吉に随伴した町人の宗易が参内して茶を供するため利休居士の号が勅賜された。茶道は天皇も嗜み利休が第一人者と公認されたことを意味した。