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中年の疑問

3週間前

春が僕を俟つてゐるぢやないか タンポポが猫つ毛を祝福する 短い季節、あゝ僕が歩けば そこはアジールとなる さまざまな唄聲さまざまな色彩 どぶどろになつてしまふ春泥。 〈勿体をつけて其れもよ愛風光る くにを〉 小豚を飼つてゐたらね 散歩してたのが ぽつりと來たる春の雨。 ©都築郷士