坂村岳志

いけ花と、流れる時間――坂村岳志

いけ花と、流れる時間――坂村岳志

文・坂村岳志(花人・喫茶「さかむら」主人)  20年前、師の許を離れて、いけ花を自身の仕事として独立して以来、なにかに躓き、どこかに迷いこんでしまったような時にはいつも、音楽を聴くことに心身を集中させることで何かしらの出口のようなものを見出してきました。明確な花道論だとか、そうしたものではない、身体で聴いて心の深くに働きかけてくるものに呼応する感覚。  使用する花材のすべては、自身で採取してきたものだけを用いるのが僕自身の決まり事として、あります。  日々、時間のゆるす

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