きっかけは膝の砂粒 生きている間に星にされるのはいや 兵庫ユカ『七月の心臓』 寺山修司<無名にて死なば星らにまぎれんか輝く空の生贄として>に対し、例え無名でも、死にたくないし生贄にもなりたくないという、ささやかな異論反論のようにも。
まよなかのメロンは苦い さみしさをことばにすれば暴力となる 兵庫ユカ『七月の心臓』