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129. 垂直融像性運動(VFV)は生涯にわたって小さな筋肉の不均衡から患者を守るが,VFVを強化しても複視を回避するには不十分な場合がある。VFVによる複視の代償は,主に下斜視眼の下直筋弛緩によって達成され,上斜筋はほとんど寄与しない

28. sagging eye syndromeでは3-step testがしばしば陽性となるため,臨床的なアライメントパターンはSESと片眼性上斜筋麻痺(特に後天性SOP)を混同する可能性がある

30. SO萎縮例とSOの腱異常例(筋の萎縮なし)はともにSOの眼球機能を損なうが,腱異常例は下転位でより大きな上下偏位を引き起こす

29. 外傷性片眼性上斜筋麻痺では,外傷性因子よりも,偏位量や眼底回旋などの因子が自然治癒の予測に優れている可能性がある

31. 上方視の上下偏位が下方視より大きい,あるいは同等であることは,SO麻痺が先天性であることを確実に示すものではない

27. 片眼上斜筋麻痺に特徴的な3-step testは,Masquerading SO palsyがあらゆる点で模倣している可能性がある