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【百年ニュース】1921(大正10)3月10日(水) ルーマニア皇太子カロルがギリシア王女エレナと結婚。前年来日したカロルは一ヶ月以上滞在し日本各地を訪問し,日本での知名度が高かった。結婚時エレナはすでに妊娠しており,息子のミハイは最後のルーマニア王ミハイ1世となる。

【百年ニュース】1920(大正9)6月20日(日)ルーマニア皇太子カロル・カライマン(26)が大阪港に到着。町田経宇第四師団長、池松時和大阪府知事ら出迎え。宮内省手配の自動車で午後は京都へ。馬淵鋭太郎京都府知事、安藤謙介京都市長が出迎え。京都長楽館に宿泊。7月27日まで1ヶ月以上日本に滞在予定。

【百年ニュース】1921(大正10)10月25日(火) ルーマニア王国最後の国王ミハイ1世が誕生。父はルーマニアの皇太子カロル2世,母はギリシア皇女エレナ・ア・ロムニエイ。わずか6歳で即位。9歳で父により退位となるも19歳で再度即位。戦後はルーマニアの共産化で廃位となった。

【百年ニュース】1920(大正9)6月23日(水)ルーマニアのカロル皇太子が東京駅到着。出迎えた裕仁親王が仏語で挨拶を交わす。原首相以下各大臣や皇族らも大礼服で出迎え。駅前広場に集う市民が万歳を叫ぶなか,儀装馬車で霞が関離宮に向かう。裕仁親王と閑院宮載仁親王が同乗。

【百年ニュース】1920(大正9)6月24日(木)ルーマニア皇太子カロル親王に大勲位菊花大綬章が贈進される。皇太子裕仁親王が病気の大正天皇の代わり贈呈。皇太子は4月14日の英国大使信任状捧呈式以降代理公務が増えていった。菊花大綬章は最高位である菊花章頸飾に次ぐ勲章。

【百年ニュース】1920(大正9)7月21日(水)来日中のルーマニア皇太子カロル親王(26)が住友家須磨別邸(現須磨海浜公園)を訪問。第15代住友吉左衛門友純(54)、兵庫県知事有吉忠一(47)らが接待する。神戸オリエンタルホテルの仕出しランチのほか,楽焼,席画,地曳網を楽しんだ。