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【百年ニュース】1921(大正10)10月25日(火) ルーマニア王国最後の国王ミハイ1世が誕生。父はルーマニアの皇太子カロル2世,母はギリシア皇女エレナ・ア・ロムニエイ。わずか6歳で即位。9歳で父により退位となるも19歳で再度即位。戦後はルーマニアの共産化で廃位となった。

ルーマニア王国最後の国王ミハイ1世(Mihai I)が誕生しました。父はルーマニアの皇太子カロル(のちのカロル2世)、母はギリシア皇女エレナ・ア・ロムニエイ。ルーマニア中部シナヤに巨額の建設費を投じて建設された豪華な離宮ペレシュ城で生まれました。

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1927年に祖父フェルディナンド1世が崩御したとき、皇太子だった父カロルはスキャンダルにより国外逃亡し王位継承権も放棄していたため、わずか6歳でミハイが即位することとなりました。しかし3年後の1930年、ミハイが9歳のとき父カロルが突如帰国し自身がカロル2世としてルーマニア国王に即位することとなり、ミハイは退位させられました。

しかしカロル2世の親政は国民の支持を得ず不安定な状態が続き、10年後には軍部の意向で退位を迫られ、ミハイが再度19歳で即位することとなりました。第二次世界大戦中のルーマニアは枢軸国側に立ちナチスと共闘しましたが、戦況の悪化によりクーデタ(ルーマニア革命)が発生し、ミハイは退位することとなりました。

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