八年前の春、同僚がソチ五輪跡地を見に出かけ、クリミアの手前で帰ってきた。ロシアによる侵攻だった。仕事でみた各国の対露経済制裁は迅速かつ手慣れ、「プーチンが足先をプールにつけた」「次は本格的侵攻」と見る人が多かった。侵攻を誰も予想しなかったとのジャレド・ダイアモンドの発言は意外だ。
今のウクライナでロシア軍が塹壕を掘る理由には、守備や対核※以上に重要な動機があるので書いておく。生存だ。 寒い野外で兵站が絶えたら体力のあるうちに塹壕を掘るしかない。急な攻撃や都市降伏要請も飢えと寒さの産物だろう。 ※泥将軍や生物/化学兵器を想定する余裕がないらしい点も要注意
ロシア軍がウクライナで塹壕戦へ。塹壕内が普通、膝までの泥水と疫病と凍傷凍死の地獄になる地域です。 ちなみに中国は前に習近平が侵攻の可能性を全否定したため(2/26 WSJ)、予想的中のフリをするしかない模様。 ※中露も国際法/憲法9条と同じ戦争放棄を前提に論を立てている点にも注目