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ピアニスト・藤田真央#21エッセイ〈幻となったピアノ・デュオ〉

コンサートの記録:WDR響(ケルン)(10月30日、ケルン・フィルハルモニー)

国際的実力派のピアノ・デュオ・タカハシ/レーマンの「アンコール~バッハから寅さんへ」が目から鱗の選曲構成で面白い。演奏も誠実。連弾には、管弦楽やオペラやバレエやミュージカル、唱歌や流行歌や映画音楽まで幅広く、時代を超えた芸術作品へと昇華しうる豊かな可能性があると実感させられた。

1か月前