「フィールズ・グッド・マン」(2020)は、一人の創作者に起きた災難の顛末を描くドキュメンタリー映画である。受取手の悪意の権化に祭り上げられる悲しげな顔をしたキャラクター「カエルのぺぺ」を守りきれない作者の苦悩など、創作を志す者にとって心に留めておくべき教訓に満ちた映画であった。