貴女はいつも背を向けてばかり 僕がどんなに背伸びをしても届かない 雨の日も、風の日も 貴女はいつも変わらず佇んでいる 真っ白なその左手がスッと消えた時 フワフワする箱の中でその声は優しく響く 「四階、おもちゃ売り場でございます」 嗚呼、いとしのエレベーターガール