エディターズレター

「努力」で「センス」を手繰りよせたい|Autumn 2019|monokaki編集部

当欄は、最近の記事を編集長の有田が振り返って語る、monokakiの「編集後記」です。 今月から、新たに#ハッピーBLウェンズデーという企画が始まりました。毎週水曜日をBL曜日として、お互いにおすすめのBLを紹介し合うTwitter上のキャンペーンです。おもしろい作品の読み合いを推進したく、ご紹介いただいた作品はすべて、monokaki公式TwitterからもRTしています。(自薦のものはRTしません。すみません。) BLジャンルが定着したら、ホラーや恋愛、ライト文芸など、

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「文章力を上げる」ための長期的/短期的な方法|Spring 2019|monokaki編集部

Editor’s Letterは久しぶりの更新となりました。 当欄は、最近の記事を編集長の有田が振り返って語る、monokakiの「編集後記」です。 今回は、「音読の効用」について書きたいと思います。 2月にインタビューした斎藤真理子さんの言葉の中で、以下の行がたいへん印象的でした。 文体については、音やリズムをつかむために、最初に2回音読します。文章のさまざまな癖、意図的にやっていることかどうかなども、音として読むとつかめる場合があるので。作品によってはまず手書きで訳す

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monokakiのサイトが移転、リニューアルします!|Spring 2020|monokaki編集部

当欄は、編集長の有田が振り返って語る、monokakiの「編集後記」です。 今月は、まず読者の皆さんへのお知らせから始めたいと思います。 2018年3月の「monokaki」創刊から、これまで2年あまり編集長を務めてきましたが、今月いっぱいで編集長が交代することになりました。 突然のお知らせで申し訳ありません。会社の組織変更と、それに伴う配置替えが理由です(特におもしろみもない無味乾燥な理由で、これまたすみません……)。 まだまだ仕込み中の企画、やりたい連載もたくさんあっ

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読者の顔を思い浮かべる……どうやって?|Winter 2020|monokaki編集部

当欄は、最近の記事を編集長の有田が振り返って語る、monokakiの「編集後記」です。 今月、Twitterで興味深い議論を見つけました。 「花水木の道があれより長くても短くても愛を告げられなかった」(『青蝉』吉川宏志)をめぐって https://togetter.com/li/1453202 花水木の 道があれより長くても 短くても愛を 告げられなかった この短歌には、二通りの解釈があり得ます。 花水木の 道があれより長くても 短くても愛を 告げられなかった(……だ

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パッケージ化された商品としての本を考える|Summer 2019|monokaki編集部

当欄は、最近の記事を編集長の有田が振り返って語る、monokakiの「編集後記」です。 5~7月は、長編に関する以下の二つの記事が、特によく拡散されました。 ・Q. 思うように文字数が増やせません|生き延びるためのめろんそーだん ・これで長編が最後まで書ける!三幕八場構成を学ぶ アマチュア作家永遠の!? 課題、「長編が書けない」「長編を完結させることができない」「長編を書いてもおもしろくならない」の3つに、正面から向き合った記事です。 大切なことはすべて海猫沢めろんさんと

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アマチュア作家にいちばん足りないもの|Dec. 2018|monokaki編集部

 当欄は、編集長の有田が一か月の記事を振り返って綴る、monokakiの編集後記です。  先月のEditor’s Letter「創作を減点方式で考えた時点で負け」に、たくさんの反響をいただきました。なかでも、NovelJam審査員の米光一成さんが審査総評「NovelJam2018秋・審査委員は何を考えてるのか」で丁寧に取り上げてくださったのは嬉しく思いました。有料noteですが、「紋切り型を突き崩すためのトレーニング」「説明台詞を書かない方法」「プロットと物語の分量のバランス

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創作を減点方式で考えた時点で負け|Nov. 2018|monokaki編集部

当欄は、編集長の有田が一か月の記事を振り返って綴る、monokakiの編集後記です。  11月の連休は、エブリスタも協賛している2泊3日の小説ハッカソンイベントNovelJam2018秋に遊びにいきました。昨年はスポンサー審査員として参加したのですが、今年は純粋な見学。NovelJamは「著者・編集者・デザイナーが3人一組のチームとなり、2泊3日で小説を書き上げる」という稀有な体験ができるイベントですが、なかでも「2泊3日をともにした16人のうち、作品が入賞する人もいれば、し

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ラクして死ぬほどおもしろい小説が書きたい|Oct. 2018|monokaki編集部

 当欄は、編集長の有田が一か月の記事を振り返って綴る、monokakiの編集後記です。  小説を書くのって、もしかして、ものすごくめんどくさいことなんじゃ……。短くまとめると、そんな世界の真実を暴き立ててしまったのが、monokaki10月号でした。  今月から新しくはじまった、三村美衣さんによる「新しいファンタジーの教科書」は言います。  基本設定を作る際に、実際によく使われているのは、歴史上からモデルとなる国や時代を借りてくる方法だ。(…)図書館に足を運び、歴史書や

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思わず自己嫌悪になってしまう日にやっていること|Aug. 2018|monokaki編集部

当欄は、編集長の有田が一か月の記事を振り返って綴る、monokakiの編集後記です。 今月は、何といっても月初に掲載した特集「Web時代の作家たち」、末満健一さんインタビューへの反響が大きかったです。 もともとは少女漫画家をめざしていたという来歴への驚き、原作モノをやるときには原作を第一に順守するという姿勢への賞賛、「舞台 刀剣乱舞」に関する解釈など、たくさんのご感想をいただきました。 折しも昨日、TRUMPシリーズ最新作『マリーゴールド』を観劇し、「人生を解釈する上での光

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「ちょっと時代観の遅れた作家」にならないために|July 2018|monokaki編集部

 当欄は、編集長の有田が一か月の記事を振り返って綴る、monokakiの編集後記です。  monokakiの中でも屈指の人気連載「おもしろいって何ですか?」を、今月から作家の王谷晶さんにご執筆いただくことになりました。初回となる#7のテーマは「自由って何ですか?」 。この原稿を王谷さんに依頼した頃、Web作家の過去のSNS上でのヘイト発言が問題になり、作品のアニメ化が中止となる事態がありました。同様の事例は最近、ハリウッドでも起こっています。  創作者も人間なので、もちろ

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