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『真夜中の子供たち』(岩波文庫 ) サルマン・ラシュディ (著),  寺門 泰彦 (翻訳) インド現代史と主人公の個人史が深く連動するという企みの傑作、というと大真面目な小説と思うかもだが、奇想天外なファンタジーと、下世話な愛と性の一代記でもある。深刻な問題で悪ふざけをする人なのだなあ。