マガジンのカバー画像

エンジニア記事@はしと

27
プログラマ、プロジェクトマネジメント系の記事をまとめたマガジンになります。 個人的に気をつけていることや思ったことなどをまとめてあります。
運営しているクリエイター

#POC

「除菌ロボをインターナショナルスクールにて実証実験」、「FedEx 倉庫間の輸送自動化を2023年に実証実験」の記事についての感想

自動除菌ロボットの実証実験を学校で実施したようです。 イメージ的には掃除ロボット上部に除菌用のランプを付けたようなロボットのようです。事前に設定されたコースを自動的に巡回し、除菌忘れがないような仕組みを実現しており、人がいる場合も停止するため安全面も考慮されています。 実際にこの規模の施設をすべて除菌すると、かなりのコストがかかると思うので、コストダウンにはなると思います。 ただし、頻繁に全除菌をしている施設も少ないと思うので、店舗クリーニング的に定期的に回ってもらうなどの

NEC 交差点のリアルタイム分析の実証実験についての懸念点

交差点の様子をリアルタイムに分析 交差点に4Kカメラを設置し、次世代通信5Gで画像をそのままクラウドに転送し、クラウド側で処理を行い解析する仕組み。 今回、検証したのは、「交通状況測定」「インシデント」「プライバシー保護」とのこと、肝はやはり「インシデント」であろう。 インシデント 記事内で想定されているインシデントは「人の倒れ込み」と「害獣の発生」である。 「人の倒れ込み」は酔っ払いや事故、病気、喧嘩などの早期の発見と対応を見込んだ仕組みだと思われる。こういった情報を

「尿から健康状態を測るIoT機器に関する実証実験」と「マスク顔認証決済」についての懸念点

尿を機器で検査して、スマートフォンで健康管理? 小林製薬株式会社+株式会社ファーストスクリーニング+株式会社NTTデータMSEの3社は200名の被験者に対して、尿から健康状態を確認するサービスの実証実験を開始しました。 4月からの実験と5月からの実験で検知する物質を分けて試す予定のようで使い捨ての機材を使って、検査しモバイルでデータを確認できるようにするとのこと。 画像処理との違い そもそも、顔情報や皮膚の明細などで健康状態を確認するものもありますが、撮影場所のライトの

「三菱電機 ロボットで手ぶら観光の実証実験」の仕組みと課題とは?

概要手ぶらで観光する仕組みを、自動配送で実現する試みです。 店舗で購入した商品をロボットが回収し、ホテルまで運搬してくれるものらしい。 今回は、仕組みとかかった費用、これを実施することで明らかになりそうな課題などを私の個人的な推測としてまとめる。 手順ここでは、今回の実証実験で実際に行われているであろう、手順を推測する。 1.(観光客)宿泊するホテルからユーザ固有な番号を観光客へ共有する。 このユーザ固有な番号が、どのホテルに宿泊しており どの場所に届けるべきかのキーと

スマートトングシステムを設計/試算してみた

Tongar:ゴミ回収トング奈良先端科学技術大学が開発したIoTトング。 奈良の鹿が大量のゴミを食べてしまい、この問題を解決するために街に落ちているゴミを解析しようと開発した機器である。 仕組み 仕組みはシンプルで、スマートフォン用の内視鏡カメラをトングに固定し、カメラで掴んだものを解析して10パターンほどに分類するというものだ。 ゴミの種類と位置を特定するためにスマートフォンのGPS情報を利用しているものと思われる。 ここからは推測になるが、大学の実験で使われた機器とい