なぜ人は何かに熱中するのだろう。
かねてからふざけてえ…!と思っていた願いが叶い(?)、某外資ゲーム会社でマーケティングを担当することになった。そう、33歳にして、8回の転職を果たしたッ!
私は長らく20代の間、人と話しをしにバーにいくひと、とか、友達とバーベキューしにいくひと、とか、クラブにナンパしにいくひと、とかの気持ちが全く分からなかった。
なんで一人でいられないの?
人といたいならなぜそんなまどろっこしいことをするの?
それで満たされるの?
なんでそんなことをしないと満たされない自分の心の弱さをまず、見直すことはしないの?
と、思っていた。絶望的に人間のこころのなんたるかを理解していないし、自分のことすら理解していなかったように思う。
人は何かに熱中する。
それは、例えばファッションだったり。ゲームだったり。読書だったり。音楽だったり。車だったり。釣りだったり。
そしてなぜ何かに熱中するか ‐ それは、それがその人にとって、他人と、そして世界と繋がるための手段だからだ。
他人とつながるための手段が少ないものは、浸透しにくい。
いつの時代も、マスに受けいられていくものとは、その時代の人が何を渇望しているかのヒントが隠されているはずだ。そして、今、これまで以上に顕著なのは、人は他人と、その人にあった媒体を通して、つながることを凍ろから求めてる。
マーケティングという仕事は面白い。
その時代に、人が何に熱狂して、何を求めているかをさぐり、人が他人と、また世界とつながる機会を提供する仕事だ。夢のある仕事だし、時流を作る仕事でもある。
今私たちって、とてつもなく便利で、歴史上稀にみるくらい、個人が力を持つようになった時代だ。賛否両論あれど、個々人の発言の場が増え、自由度が増し、人の数だけ生き方の正解がある現代が、私は好きだ。人類の意見の総和としてモラルが向上しているのは否定できないし、段々だけども、社会は確実によくなってる。そんな時代に、生まれてきて社会の一手を担えるなんて、面白すぎて興奮する。
すべての人にとって、居場所のある社会をつくっていくぞー!
ウェーイ。
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