ナチュラル洗濯に挑戦【ついにの3】
ここまでぼくがナチュラル洗濯に挑戦したきっかけと、部屋干しの時に洗濯ものから変なニオイがする原因についてお話しました。そしてナチュラル洗濯に欠かせない、重曹とクエン酸にも触れましたね。
とっととやり方を書けよって?
まぁまぁ、そう焦らんで下さい。だってそれを読んだところで、どうせ動かないでしょ?暇つぶしだと思ってお付き合いくださいな。
もういいよ!何回引っ張ってんだよ!って?
ですよね。さすがにぼくもハードル上げ過ぎて、ちょっとビビってます。
てことで今回は、まず重曹を使った洗濯の手順をご紹介します。これはマジなヤツです。そして多分、一部はオリジナルだと思います。その後でクエン酸の件と、出来れば感想も書きたいです。
重曹を使った洗濯のやり方
1、普通に洗濯ものをセットしてスタートボタンを押す。水が溜まって動き出したら一時停止にします。
2、すすぎ回数を選べるなら1回でOK。お好みで。
3、マグカップとかなんでもいいので150mlほどの水を電子レンジで1分程度チンします。1の待ち時間にやります。
4、そのカップに重曹をおおさじに軽く1杯入れ、よく溶かします。(洗濯もの4kgの場合。重曹の量は調整して下さい)
5、重曹を溶かした水を洗濯機に投入し、中の水と混ぜます。少し動かしてもいいし、手でかき混ぜてもいいです。
6、15分以上、放置します。洗濯機を動かさないで下さい。放置時間が長いほどヨゴレ落ちが期待できます。前日に仕込み、次の日の朝になって動かしてもいいです。
7、普通に洗濯機を稼働させて終了。
多分オリジナル
ぼくもいろいろ調べてみて、この方法を発見しました。多くのサイトではお湯を入れろとかぬるま湯を使えとか、面倒くさい手順がありました。要は重曹が水に溶けにくいからなんですが、ぼくのやり方で解決です。ちゃんと混ざります。カスが残ることはありません。
あと手順6の放置時間なんですが、これもあまり触れてるサイトは無かったですね。洗浄と殺菌の効果を高めるには、水がアルカリ性になる必要があります。単に混ぜただけでは、その効果が薄いことがぼくの調査で判明しました。この手順は出来るだけ入れて下さい。
クエン酸について
多くのサイトでは重曹とクエン酸を混ぜる方法を推奨してました。炭酸水を作り、そのシュワシュワの発砲でヨゴレを落とすという主張でした。
クエン酸+重曹(炭酸水素ナトリウム)→クエン酸三ナトリウム+水+二酸化炭素
CH2-COOH CH2-COONa
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HO-C-COOH + 3 NaHCO3 → HO-C-COONa + 3 H2O + 3 CO2
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CH2-COOH CH2-COONa
むつかしいことはわかりませんが、ぼくはこのやり方に反対です。なぜか。それはヨゴレの性質について触れなければなりません。
ヨゴレの性質
一般的な家庭のヨゴレは、その性質によっておおまかに2つに分けられます。
酸性のヨゴレ
「油汚れ」「手あか」「皮脂」など、ベタベタしているのが特徴
アルカリ性のヨゴレ
「水あか」「石けんカス」「尿石(または尿汚れ)」「電気ポット内の白い汚れ」などで、ガチガチと固まっているのがおもな特徴
前回の記事で重曹はアルカリ性、クエン酸は酸性であると紹介しました。つまりこの2つは正反対の反応をする物質なのです。そしてヨゴレにも2つの分け方があり、反対の成分をぶつけることで中和させ、分解することが出来るのです。
つまり、酸性のヨゴレには重曹を、アルカリ性のヨゴレにはクエン酸を使えば良いということになります。
なのに、この2つを混ぜちゃったらその時点で中和反応が始まり、洗浄や殺菌の効果を打ち消し合うわけですよね。たしかに炭酸の泡は発生しますが、よく見てたらそんなに継続はしません。効果は期待できませんよ。
なのでぼくはこの重曹とクエン酸を混ぜる方法には反対なんです。お分かり頂けたでしょうか。
重曹だけで十分
普段の生活で肌着に付着するのは、ほとんど汗や皮脂などの酸性ヨゴレです。まれにアルカリ性の(例えば尿など)場合もあるかもしれません。しかし、これも意外に思われるかもですが
じつは水だけでもヨゴレって結構落ちるんです。なので、そういう場合でもそんなに気にしなくても大丈夫みたいです。
どうしても気になったら、上に紹介したやり方をクエン酸に換えて、アルカリ性のヨゴレの洗濯ものだけ別に洗濯してもいいかもです。
ぼくのように一人暮らしだったり、泥や砂のような頑固なアルカリ性のヨゴレが付かない(例えば内勤、事務仕事みたいな)環境なら、重曹だけで十分だと思います。
1か月実践した結論と感想
ごめんなさい。まだまだ書きたいことがあって、長くなっちゃうので次回にしたいと思います。
次回はいよいよ、結論と感想。そしてナチュラル洗濯の副産物とも言える別の要素についてもお話させて頂きます。
さらに、さらにまだ先があるのです。第3のアイテム。果たしてそれはどんなモノなのか?お楽しみに!
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