見出し画像

心の翻訳機能

「お子さん達、反抗期大変でしたか?」
若いママさん達に尋ねられることがある。
「反抗期あったかなあ?」と考える。

その話を聞いた長女は呆れて「反抗期むっちゃあっただろ。お母さんに結構ひどいこと言ってたよ。」と言って笑った。

確かに高校生の頃の長女はピリピリしていた。しかし、長女が私に対してひどい発言を言ったという記憶はない。

人は心とは違う言葉を発することがある。
私は長女がひどいと思う言葉を翻訳し、心の本当の言葉に勝手に変換していたのかもしれない。

長男も東京へ行った後、尖りまくっていた時期があった。平凡な生活を否定し攻撃的になっていた。そんな時も長男の心の奥底にある寂しさやコンプレックスを感じ、長男の言葉に傷ついたり腹を立てたりすることはなかった。

次男は優しすぎて、反抗された記憶が全くない(笑)

考えてみると、亡くなった父親とよく罵り合うような喧嘩をした。しかし、お互いに深く傷つくことはなかった。(実は父は傷ついていたかも?)
罵り合いの喧嘩で使う言葉に嘘はないが、父と私の間にある深い愛が作用して、優しい言葉に変換していたのかもしれない。

思い込みや勘違いもあるかもしれないが、これからも心の翻訳機能を大切に使っていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?